干物が安くておいしい!柳ガレイ(ヤナギムシガレイ・ササガレイ)!
柳ガレイをご存知でしょうか。
大きくて卵があるものは高級魚になりますが、小さいものは、干物にして販売されています。
見た目よりもとてもおいしくて上品な味の魚です。
今回は、「柳ガレイ」についてお伝えします!
柳ガレイはこんな魚です!
柳ガレイは、主に日本海沿岸と、茨城県から三陸のほうの太平洋側で獲れる魚です。
水深100メートルくらいの海底の泥の中に生息しています。
なので、底引き網漁で獲れる魚です。
底引き網漁は9月以降から冬の間になりますので、柳ガレイを買えるのは、秋から冬の間、長くて春先になります。
福井県や新潟県、島根県ではブランド化されています。
味が良く、コクもあり、上品な味わいをしておいしいので、大きいものだと非常に高くなります。
しかし、小さいものですと、ほぼ「干物」になるので、1尾あたりの値段はいっても数百円程度で、買いづらいものではありません。
こんな見た目です。
すでに塩水につけて一夜干しになっているものです。
高くても1尾200円くらいでした。
目が縦長に大きいのと、色合いがあまりきれいでなく、半透明だったりするので、見た目に抵抗がある方もいるかもしれませんが、味はまちがいないです。
(私は、この顔が「かわいい」と思ってしまいますが…(^^))
名産地では、頭を落として売っているところも多いです。
実際に食べてみました!
2尾を魚焼きグリルで焼きました。
うすっぺたい魚なので、4分から6分くらいで焼けてしまいますので、注意しながら焼いてください。
皮が薄いので、すぐ膨らんで、裂けてしまいました。
魚の身自体は、真っ白です。
淡白で、コクがあり、深みのある複雑な味わいです。
身が薄いので、食べではありませんが、2尾くらいならお腹いっぱいになります。
酒の肴にもいいと思いました。
地方によっては、もっとカラカラに干して売っていたりして、「珍味」となり、酒のつまみになります。
塩漬けの一夜干しですが、すこし醤油を垂らして食べるのもおすすめです。
さいごに
今回は、柳ガレイというお魚をご紹介しました。
正式和名は「ヤナギムシガレイ」です。
他には「ササガレイ」とも呼ばれます。
やはり「カレイ」はおいしい魚なんですよね。
お店で買える「柳ガレイ」は小さくて薄くて、「食べるとこあんの?!」と思ってしまう魚ですが、味はとても良くて、白身もきれいでおいしい魚です。
私などは、見た目に最初抵抗がありました。
しかし食べてみると非常においしかったので、今はいろんな人にすすめています。
もしお安く「干物」で売られていたら、ぜひ食べてみてください。
もちろん、生魚でも、塩焼きや煮つけ、唐揚げでおいしいと思います!
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