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柚子胡椒(ゆずこしょう)って何?何でできているの?使い方は?
(2020年1月9日更新)
柚子胡椒(ゆずこしょう)って知っていますか?
主に九州でよく使われている調味料です。
そのおいしさから、瞬く間に、日本中に広まっています。
お菓子のフレーバーにも登場したり、と皆に愛される調味料です。
でも、「“ゆずこしょう”って何?」という方もいらっしゃると思います。
ピリリと辛く、さわやかで、とてもおいしい調味料なんですよ。
なんでも美味しくなる魔法の万能調味料である、「柚子胡椒」についてお伝えします。
柚子胡椒は何からできている?胡椒は使っているの?
柚子胡椒。
名前からして、かんきつ類の「ゆず」と、「こしょう」を使っているのかな?と思いますね。
ゆずを使っているのは確かです。
しかし、「こしょう」は、あのコショー(ペッパー)ではありません!
「唐辛子」なのです!
九州地方では、昔から「唐辛子」のことを「胡椒」と呼ぶ習慣があります(その由来は諸説あります)。
この「柚子胡椒」の「胡椒」も唐辛子のことを指します。
しかし、柚子胡椒の「胡椒」は、ペッパーのほうだと思ってしまいますよね(;^ω^)。
●柚子胡椒の読み方について
そして読み方なのですが、本場の九州では、こしょうを濁って、
「ゆずごしょう」と呼びます。
なので、販売されているゆずこしょうのパッケージも、「ゆずこしょう」だったり、「ゆずごしょう」だったりします。
呼び方が違うだけで、内容は同じです。
●どうやって作っているの?
柚子胡椒には「青」と「赤」があります。
辛さは、「青」のほうが辛いです。
材料は、黄色く色づく前の、青い柚子と、青唐辛子を使用しています。
(「赤」は、黄柚子と赤唐辛子を使用。青よりもマイルドになります。辛いですが…。)
①青柚子の皮と青唐辛子の皮をみじん切りにし、
②すり鉢に①と塩を入れてよく擂り合わせ、
③保存容器に入れて1週間以上熟成させる。
以上です。作り方としては、非常にシンプルですね。
でも、「青柚子の皮と青唐辛子を細かく刻んで塩とすり合わせて保存し熟成させる」
というアイデア、どんな人が思いついたのでしょうか…。
スゴイと思います…。
柚子胡椒におすすめの食材や料理は?
柚子胡椒は、個人的には、鶏肉にいちばん合うと思います。
調理はごく単純なのです。
①鶏肉を味を付けずにソテーします。
②柚子胡椒を付けながらいただきます。
以上です。
これだけで、本当においしい料理になってしまうのです!
焼き鳥にもぴったりです。
本場の九州では、様々な料理に、普通に調味料として使われているそうです。
なので、味噌汁、うどん、そば、そうめんなどの薬味としてはもちろん、
ドレッシングや、マヨネーズに少し混ぜて、サラダに使用するのもおすすめです。
刺身に使うこともあるとか。
また、水炊きなどの鍋料理には赤い柚子胡椒を使うと、味に深みとアクセントが出て、非常においしいそうですよ。
野菜がいくらでも食べられそうですね!
また、魚のサバにも合います。
塩を振って水気をとったサバの切り身の、身のほうに柚子胡椒を少々塗って焼けばOKです!
★関連:サバの意外と知られていないおいしい食べ方!サバは胡椒も合うんです!
ぜひやってみてください(^^)/。
さいごに
今回は、九州で発祥した「柚子胡椒」についてお伝えしました。
柚子のさわやかさ、青唐辛子のピリリとした感覚が、一緒に食べる料理を思いっきり引き立てます。
美味しい料理が、さらに美味しくなる、奇跡の調味料、と言えるでしょう。
最近は、ふつうにスーパーでも売られており、チューブ入りの使いやすいものも販売されています。
本場のこだわりのものがいいな、と思う場合は、通販サイトでたくさん扱われています。
ぜひ試してみてください。
そして、「この食材と合うかも…」という新しい発見もできると楽しいですね!
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