小さいけど中身がぎゅっとつまっている!おいしい黄金柑はどんなかんきつ?
黄金柑、をご存知ですか?
あまりスーパーでは見かけないかもしれません。
静岡や、神奈川の、どこかの直売所で偶然出会うか、通販で買うか、作っている農家と取引のあるお店からでないとなかなか手に入らないようです。
でも、すごくおいしくておすすめのかんきつなのです!
もっと広まってほしいな、と思うかんきつです。
今回は、「黄金柑」についてお伝えします。
黄金柑はレモンのような黄色!でもそんなに酸っぱくない!
黄金柑の写真です。
家にある長めのエンピツと撮ってみました。
ラーメンの袋とコーヒースプーンと一緒に。
かんきつ類としては小さい方だとわかっていただけると思います。
すだちやカボスとおなじくらいの大きさです。
見た目も似ています。はじめはすだちを完熟させたのかと思いました。
味は、非常にさわやかです。
香りがいいです。ジューシーなので、スマイルカットに切り、かぷっと食べてしまうのがいいようです。
皮はうすく、しっかりとした細かな実は、非常にジューシーです。
ユズやレモン、すだちをもっと甘くしたような、酸味のある甘さで、味もいいです。
独特の味と香りがします。
上のヘタとその周辺を、ナイフか手で取り除き、あとはくるくるとむくようなイメージでむくと、上の写真のように、ちいさめのみかんの状態になります。
薄皮は、食べられますが、時々、個体によっては気になるので、果汁を食べたら取り出してもいいでしょう。
小さいので、薄皮をむきながら食べるのはちょっとめんどくさいです。
皮もいい香りなので、マーマレードにも向いているそうです。
黄金柑はどんなかんきつ?歴史や由来は?
黄金柑は、鹿児島では「黄蜜柑」と呼ばれ、古くから存在はしていたそうです。
複数の種が自然に掛け合わされて生まれたかんきつではないかと言われています。
ユズや、ミカンが自然交配してできあがったと推測されています。
たしかに、ユズをほうふつとさせるところはあります。レモンやグレープフルーツにも近いです。
少々みかんより力がいりますが、手でむいて食べることも可能なところや、見た目はみかん由来かな、と思います。
ユズ、カボス、すだちのような、お酢のかわりになるほど酸っぱくはなく、かといって、温州みかんほど甘いわけでもありません。
文旦系の苦みと酸味とさわやかさが好きな方には非常におすすめです。
これを食べると、はまる人が多いらしく、通販ではすぐ売り切れてしまうそうです。
出回るのは3月から4月。
小さいので、手間がかかるせいか、農家もあまり仕事としてはやりたがらない品種と言われています。
でもおいしいので、自分たち用に育てている農家さんもいるそうです。
このように、様々な理由から、「知る人ぞ知る」存在の、黄金柑になっています。
入手方法は、2月ごろから、黄金柑を扱っているかんきつ直販サイトをこまめに見て、チャンスを逃さないようにするのが一番の方法かもしれません。
また、果物店で販売されている可能性もあります。
生協によっては、入荷することもあります。←私は生協で買いました。
他のかんきつと比べ、出会える確率が低いかもしれませんが、もしどこかで見かけることがあれば、ぜひ買って食べてみてください。
さいごに
今回は、知る人ぞ知るかんきつ、「黄金柑」をご紹介しました。
すだちのような大きさ(ゴルフボールくらい)の、黄色いけど、甘くてさわやかなおいしいかんきつです。
食べていて思いついたことがあり、試してみました。
それは、ハチミツをかけて食べることです。
スマイルカットをぱくっと食べる直前に、ハチミツをたらして、一緒に食べるのです。
すごくおいしかったです!
グレープフルーツにハチミツをかけるような感覚と同じです。おすすめです。
もしどこかで売っているのを見かけたら、その時がチャンスです。
かんきつに「次」はないと思って、出会いを大事にして買ってみてください。
黄金柑は、本当におすすめですよ。
★関連記事:レモンのような色は酸っぱそうだけど優しくて甘い「はるか」!
★関連記事:苦い甘い酸っぱい春のかんきつの大御所「文旦」!