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【イカ】おいしいホタルイカ!ボイルが安心!目玉は取る?旬はいつ?
(2021年3月26日、2022年5月3日更新)
「ホタルイカ」のおいしい季節は、3月から5月です。
主な産地は、兵庫県と富山県です。
富山湾沿岸部では、ホタルイカ漁を観光として見せている地域もあり、予約が殺到するそうです。
多くの漁獲量を誇るのは兵庫県です。
しかし、大きさと美味しさは富山湾のものが勝ると言われ、価格も違います。
富山湾のほうがブランド感が強いです。
関東でも時期になると入荷しています。
春に一度は食べたい魚介類です。
今回は、「ホタルイカ」についてお伝えします。
ホタルイカはどんなイカ?
ホタルイカは、普段は水深200メートルから700メートルの深海に住んでいます。
体長は5センチから7センチくらいの、小さなかわいいイカです。
春の終わりから初夏までが産卵期です。
産卵のため、海上に浮かんでくるところを、人間が捕獲して食べている、というわけです。
その時期の海上に浮かんでくるホタルイカの数はおびただしいものです。
夜間に、何万、何十万ものホタルイカが放つ光は幻想的なものです。
なぜか、普段は深海にいるホタルイカが、産卵期に集団で浜に打ちあがって死んでしまうそうです。
新月に起こりやすいと言われ、そこもなんだか神秘的です。
基本的な食べ方はボイルで!
関東のスーパーで手に入るものはほとんど茹でてあるものです。
これは内臓の中に、寄生虫が潜んでおり、食べてしまうとかなり重篤なことになるためという理由もあります。
昔から地元の人も生で食べることはせず、刺身にするなら、きれいに中身をとってしまうそうです。
(一部「踊り食い」などをする人がいる、という話もあるそうですが、非常に危険な行為です。)
上は、富山湾産のボイルホタルイカです。
「中身」があふれんばかりになっています。
ホタルイカの魅力は、このワタにあると思うので、生ではワタが食べられないのなら、茹でてあるほうがいいなと思います。
東京では、中身のあるホタルイカの刺身が出る店もあるらしいです。
しかし、それはいったん冷凍して、中の寄生虫を殺しておく必要があるとのことです。
だから、東京などで食べられるホタルイカの刺身は、必ず冷凍してあるそうですよ。
関東では、生で手に入ることも多くなっています。
そういう時はかならず中身(ワタ)は出してください。
生のホタルイカは、ボイルとは違い、非常に濃厚で、トロリとして、おいしいです。
あまりにも濃厚なので、数匹で満足してしまいました。
そんなにたくさんは食べられませんでした。
目玉は取る?お好みでどうぞ!気になるなら「そうじ」をしよう!
私みたいに、気にならない方はいいのですが、ボイルホタルイカを食べるにあたり、気になるのは、あの固い「目玉」ではないかと思います。
ホタルイカは小さいので、いちいち作業はめんどうかもしれませんが、おいしくスムーズにいただくためには、「そうじ」もおすすめです。
目玉の部分を、調理用ピンセット(骨抜き)などでつまみ出しておきます。
もちろん、手でもカンタンに取れます。
これで充分食べやすくなりますが、脚のあたりにある「くちばし」や、できれば胴の内側から中の軟骨も出すことができれば、ホタルイカの旨さに集中できますよ!(^^)
もちろん、何もしないで食べてしまってもいいと思います。
気にしないで、目玉まで食べてしまうよ、という人も居ます。
だんだんわずらわしくなれば、食べながら口から出してしまっても全然OKなのではないでしょうか。
(焼き魚を食べる時と同じような感覚で、口に入ってしまったものは出せばいいですよね(^^)/。)
干物もあります!!
こちらは、生のホタルイカを干物にしたものです。
これは、さっと炙って食べるものでした。
こんなに小さいのに、香りも味もとても濃厚で、深い味わいでした。
これも、そんなに多くは食べられませんでした(^_^;)。
ホタルイカは、ほんとうに満足度の高い、濃厚なおいしいイカです。
兵庫産と富山湾産の違いの個人的感想
富山湾のものは、ボイルしてあると、胴体がはちきれんばかりにパンパンです。
中のワタも非常に複雑な味でおいしく、醤油も酢味噌も何もいらないです。価格は高めです。
兵庫のものは富山湾産より価格もお安く、比較的買いやすい値段です。
ワタは富山湾のものより少なくなり、見た目はスリムです。
酢味噌和えにして食べたり、ちょっとした一品やつまみに使え、親しみやすく気楽においしく食べられます。
さいごに
今回は「ホタルイカ」についてお伝えしました。
生食もおいしいですが、すべて味わうなら、ボイル済みのものをおすすめします。
目玉は取ってもいいし、取らなくてもいいと思います。
食べても害のあるものではありません。お好みでいいでしょう。
ホタルイカは春の味覚で、5月まで食べられますので、ぜひ一度食べてみてください。
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