目次
【筍】たけのこの旬はいつ?最も採れる時期は?おいしい食べ方は?(※簡単な調理法)
(2021年4月6日・2022年6月3日更新)
今回は「たけのこ」についてお伝えします。
たけのこを使った料理は1年中見かけます。
煮物、チンジャオロースー、炊き込みご飯などなどです。
食材としての「茹でたけのこ」は、パウチや缶詰であれば1年じゅう買うことができます。
しかし掘りたての生のたけのこは、1年のうち1週間から2週間くらいしか出回りません。
非常に短い期間です。
この時期のたけのこはほんとうにおいしいです。
ぜひ機会を作って食べるのをおすすめします。
自分で茹でるのも面白いですよ(^^)/。
「たけのこ」は竹の若い芽!採れる時期が短いのが特徴!!
たけのこは、竹の芽です。
そして、竹はイネ科の植物です。
これを聞くと意外に思います。
たけのこは、竹に旬と書くだけあり、他のものに比べて採れる時期がかなり限られています。
たけのこの状態から、あっと言う間に竹に成長してしまうからです。
その期間は「一旬」と呼ばれ、約10日間です。
10日ほどで、竹に成長してしまいます。
そして、この竹に生長すれば、100年は生きるというのですから驚きです。
独特の特徴を持つ植物だと思います。
竹は温暖な地域に生えており、70種類くらいあるそうです。
一般的に多く食べられているたけのこは、「孟宗竹(もうそうちく)」という竹になります。
他に食用になっている竹も数種ありますが、国内で代表的な、「たけのこ」と言って皆が連想するのは、孟宗竹です。
たけのこの最も出回る時期(旬)や主な産地は?
「旬」といえる時期は、最も多く出回る3月から4月です。(孟宗竹)。
多く出荷している主な産地は、福岡、鹿児島、熊本など、九州地方です。
関東のスーパーでは、だいたい3月下旬から4月上旬に、福岡などから入荷したたけのこが売られています。
たけのこの茹で方は?
たけのこは、アクの強い食材です。
しっかりとアク抜きが必要になります。
私の近所の八百屋は茹でて売ってくれてたりするので、それをついつい買ってしまいますが、
もし生のまま入手した場合は、茹でるのが必要になります。
茹でるには、米ぬかと唐辛子が必要です。
米ぬかが無い場合は、濃いめの米の研ぎ汁を準備します。
上の動画がすごくわかりやすかったのでご参考にしてくださいm(_ _)m。
一般的には、茹であげたら、茹で汁に漬けたまま、一晩置いてから料理に使ったほうがいいようです。
他にも、動画検索で、たけのこの茹で方の動画がアップされています。
いちばんやりやすい方法で茹でるといいと思います(^^)/。
★たけのこを茹でてみました!
たけのこは泥付きならばよく洗い、ある程度皮をむきます。
先を斜めに切り落とします。
内側へ向かって1~2センチ切り込みを入れておきます。
鍋とたけのこの大きさが合わない(たけのこが大きすぎる)場合は、たけのこを縦に半分に切っても良いです。
できるだけ大きな鍋にたけのこと、米ぬか、赤唐辛子を入れます。
水を入れ、ふっとうさせます。
沸いてきたら火を弱めます。
吹きこぼれやすいので注意しましょう。
アクはどんどん出てきてキリがないです。
取り除く必要はありません。
茹で湯が均等に回るように、落し蓋をします。
今回はアルミホイルにしました。
小さいたけのこですと、1時間半から2時間ほど弱火で茹でます。
焦がさないように気をつけてください。
30分ごとにさし水しましょう。水がけっこう減ります。
鍋の中で、竹串などで、たけのこの根本部分を刺します。
すっと通ればOKです。
茹で汁ごと冷まします。
そのまま茹で汁ごと一晩くらい置いておくのがおすすめです。
★たけのこの皮はどこまでむく?
茹で上がったら皮をむいて行きます。
いったん、ここらへんまでむいて止めておきました。
縦半分に切れば、もっと構造がわかってくるような気がします。
たけのこの先の部分はまだ皮でした。
非常にやわらかい皮です。
食べてもいいのかもしれないですが、今回は味見するとアクが強かったのでやめておきました。
最終的にはこのような形にまとめました。
こうなると、スーパーでよく見かけるたけのこの水煮と同じになります。
★茹でたけのこにありがちな白いツブツブは食べてもOK!!
根元部分に多い、スキマにはさまったような白いツブツブは、気にしなくて大丈夫です。
「チロシン」というアミノ酸の一種が結晶化したものだそうです。
食べてもまったく問題なく、害はありません。
たけのこの、シンプルでおいしい食べ方!!(農家に教わった)
せっかく手間をかけて茹でたなら、この時にしか食べられない方法を試してみませんか?
農家の方に教わった、非常にシンプルでおいしい食べ方をご紹介します。
上の写真は、茹でて、むいた状態です。
農家の方に聞いた、簡単でおいしい食べ方は以下の通りです。
・うすめにスライス。
・油をしいたフライパンで軽く焦げ目がつく程度に、何回かひっくり返しながら焼く。
・塩を振りかけて食べる。
以上。
これがシンプルな調理法のなかで、おいしいと言われている食べ方です。
よかったら試してみてください(^^)/。
あまり上手な写真ではないですが(^_^;)、旬のたけのこの穂先のやわらかそうなところは分かっていただけると思います。
これに、お気に入りの塩をぱらぱらとかけてください。
噛むと、春の植物に特有の、苦みとアクと風味を感じます。
これがいいんですよね。
とりあえず、穂先がやわらかくて、風味が生きているうちに、焼いて絶妙な味わいを楽しみましょう。
あとの下の部分は、また次の日に煮たり、炊き込みご飯にしたりしましょう。
煮物もやはりおいしいです。
この時期のたけのこ特有の弾力のある歯ごたえ、春の味覚らしい複雑な風味と味わいは格別です。
ぜいたくにもチンジャオロースーにもしてしまいました。
新しいたけのこの食感はよく、おいしくいただきました。
ベテラン主婦さんに聞いた、たけのこが出回る時期の楽しみ方!
たけのこが出回る時期の楽しみ方をベテラン主婦さんに聞きました。
まずはたけのこそのものを味わえる料理法(天ぷら、若竹煮、味噌汁の具など)で楽しみます。
そして次は筑前煮や炊き込みご飯へとシフトして、食べきるようです。
あとは、もっと簡単な方法は、固めの下の方も、バターで焼いて、ステーキにしてしまう人もいます。
中華なら、チンジャオロースーもいいですよね。
普段のレトルトもののたけのこを使うよりも、やはりかなりおいしいですよ。
缶詰やレトルトよりも、結局、何にしろおいしいです。
多くの人がたけのこの時期を心待ちにするのもわかります。
さいごに
今回は、春の一瞬の味覚「たけのこ」についてお伝えしました。
実質1ヶ月もない旬のたけのこは、シンプルな調理法でもおいしいです。
せっかくの年に1度のチャンスですので、気楽においしく楽しめるといいですよね。
茹でるのも面白かったですよ(^^)/。
★
コメント