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「舌平目(シタビラメ)」はヒラメじゃない!?確実においしい魚!
(2020年9月15日・12月31日更新)
ムニエル料理には、「シタビラメ」という料理名が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
シタビラメという魚は、あまりスーパーでは見かけないかもしれません。
大きいものは、高級魚となります。
でも、小さい(20センチくらい)ものでしたら、たまに手に入ります。
この魚自体が持つおいしさのおかげで、ムニエルにはまず失敗しませんよ。
今回は、「シタビラメ」についてお伝えします。
「舌平目」の正式な名前は「ウシノシタ(牛の舌)」!
「舌平目」で検索すると、「ウシノシタ」というウィキペディアのページが出てきます。
舌平目の正式名称は、「ウシノシタ」なのです。
その姿が、牛の舌みたいだからだそうです。
「カレイ目ウシノシタ科」に属する魚です。
ヒラメの仲間ではないのです。
しかし、目の位置がヒラメと同じだそうで、体も扁平なことから、一般の呼び名は「舌平目」となっています。
写真の舌平目は、周囲が赤っぽいです。
アカシタビラメと呼ばれ、味がおいしいとされています。
頭の部分は小さいです。
エラ蓋もとても小さく、体長が小さいと、ここからエラとワタを取り除くのが難しいこともあります。
お店で売られている時は、たいていは、頭と内臓を取り、ウロコも取ってあることが多いです。
あとは調理するだけ、という状態にしてくれていることがほとんどです。
なので、我々は、このような舌平目を見つけたら、買って帰って、調理するだけです。
ちなみに、シタビラメの旬は冬から初夏にかけてで、約半年間あります。
しかし、通年水揚げがあり、安定しておいしいと言われています。
舌平目はやっぱりムニエル!淡白で柔らかい白身を活かした料理がおすすめ!
ムニエルのレシピは、以下の通りです。
●塩コショウをしたら、牛乳に5分くらいひたすと、臭みは取れます。
●次に小麦粉をつけてはたき、オリーブオイルで両面をこんがりと焼きます。
●薄いので、すぐに焼きあがります。
●仕上げにバターを加熱して香りづけすると最高です。
●合いそうなハーブ(バジル、オレガノなどがブレンドされて市販されている「ハーブミックス」とか、セージ、パセリ)を、焼くときに散らすと完ぺきですが、無くても十分です。
ムニエル以外のおすすめ調理法
刺身。これは実はレアケースです。新鮮な魚を食べさせるお店や寿司店でこれがある時があるらしいです。もし機会があったら食べてみたいです。
天ぷら。白身が淡白で柔らかいので、キスやノドグロ、ホウボウのように、確かに天ぷらに合うと思い、挙げました。
煮つけ。これはおうちで簡単にできますね。酒とみりんと醤油と生姜で、さっと煮てしまいましょう。
他には塩焼きや、唐揚げ、塩を振って一晩おく「一夜干し」など。
薄くて、おろすには難易度が高いので、刺身は難しいかもしれません。
しかし、焼くとか、揚げるとか、煮るとか、そのまんま調理できる方法が簡単だし、美味しいのは確実です。
そもそもが非常に美味な魚です。
カンタンにシンプルに調理して、その淡白ながら複雑なおいしさを存分に堪能しましょう。お酒にも合いますよ(^^)/。
さいごに
今回は「舌平目」についてご紹介しました。
魚そのものが、いい味がします。
淡白ながら味が複雑で濃厚でおいしいです。
身もホロホロとして、白身魚が好きな方には確実におすすめの魚です(^^)/。
(※↑2020年7月に入手したシタビラメ。プリングルズのトール缶は約22センチです。なかなか大きいシタビラメで、頭の部分までしっかりと身が詰まっていました。)
フレンチレストランでは定番ですし、フルコース料理にも出てくるレベルのものですが、小さいものであれば、さほど高価ではありません。
気軽に、焼くだけでおいしく食べることができるから、調理の手間を考えると、こんなに楽でおいしい魚はないなあ、と思います。
見た目が、扁平でユニークな顔立ちだし、ヨーロッパでは「靴底」なんて名前で、散々な呼ばれ方の舌平目ですが、味はほんとうにおいしく上品で、びっくりします。
なかなかスーパーではみかけないかもしれませんが、「もっと何か違うお魚を食べてみたい…」と思っている方には、ぜひおすすめしたい魚です。
味に関してはハズレはないはずですので、ぜひ気軽に使ってみてくださいね!
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