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【イカ】スルメイカはどんなイカ?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2020年12月31日・2021年7月11日更新)
今回は「スルメイカ」についてお伝えします。
スルメイカは、その名の通り、「スルメ」にもなるイカです。
「マイカ」(真イカ)とも言います。
昔から多くの人に親しまれているイカですよ(^^)/。
「スルメイカ」は日本人には馴染みの深いポピュラーなイカ!
スルメイカは、アカイカ科スルメイカ亜科スルメイカ属のイカです。
国内では、北海道から沖縄まで生息している生き物です。
平安時代の辞書にも登場するほど、古くから日本人は利用しています。
現在も、最も日本人が消費する魚介の一つです。
2016年から2017年にかけて、北海道では記録的な不漁になり、お店から消えたり数が極端に少ない時期もありました。
現在(2019年)は、徐々に戻っていると思います。
2021年7月も、だいぶお店で見かけるようになってきました。
今年はたくさん穫れるといいですね。
スルメイカの旬はいつ?
日本列島は縦に長いこともあり、スルメイカは基本、通年とれます。
生まれた時期により、「秋期発生」、「冬期発生」、「夏期発生」と分けられます。
しかし、「夏イカ」という言葉が流布している通り、スルメイカの旬は「夏」(7月から9月)と言えます。
(九州は、12月から2月の真冬の時期になります。)
成熟したスルメイカが出回る前の、春から初夏にかけては、「バライカ」という小さいスルメイカが買えたりします。
これは、いちいち刺身にするのは大変なので、サッとゆでて輪切りにしてサラダ感覚で食べたり、煮物・炒め物に使うのもおいしいです。
しかし上記のように、年に3回もの発生時期がありますので、夏に限らず、大きくて身に張りのあるものは、いつもおいしいと思います。
スルメイカのおいしい食べ方は?
鮮度がよければ、「刺身」がおいしいです。
捌き方もそんなに難しくはないです。
皮の剥き方もコツをつかめば簡単で、楽しいくらいです。
(※寄生虫がいる場合があるので、さばいてから、いったん冷凍すると安心です。)
胴体とゲソの部分は、目玉のあたりと胴体の入り口をそれぞれ持って引っ張るとずるっとはずれます。
あまりうまくいかなくても、胴体にナイフを入れて広げて、中身は包丁でこそげ落としたり、洗い流せばいいので難しく考えないでやってしまうといいと思います。
こんなふうに、胴体の部分(ここを細く切って刺身にする)、エンペラ、ゲソなどに分かれます。
刺身にできるくらい新しければ、エンペラやゲソも生で食べてしまえますよ。
濃厚で、コクのある、ほんとうにおいしいイカです。
ねっとりとした柔らかい触感ですが、若干歯ごたえのある感じもすばらしいです。
多くの人に古くから愛されるイカであることがよくわかります。
焼くのもおいしいです。
バーベキューで焼くのも楽しくておいしいです。
こんなふうに分けて、胴体の中をキレイにして冷凍しておきます。
凍ったまま現地へ持っていくと安心だし、食べる頃にちょうど解けています。
適当に切ってバターで炒めて最後に醤油をたらすだけでも超簡単においしくできます。
旬のスルメイカは、さっと調理するだけで十分においしいです。
身も柔らかく、甘みもあり、びっくりするくらいのうまみを持っています。
一見固そうに見えるゲソの部分もけっこう柔らかいですよ。
(みりんと醤油にさっと漬けてから焼くのもウマイ!)
他には里芋や大根と煮る、天ぷら、フライ、オリーブオイルとニンニクやハーブでイタリアン風に料理、パスタに使う…など、数え上げたらきりがないくらい、使い道の多い魚介です。
さいごに
今回は、「スルメイカ」についてお伝えしました。
平安時代の文献に出ているということは、それよりもっと昔から、日本人はスルメイカとの付き合いがあるということになりますね。
簡単に調理できておいしい魚介ですので、扱い方を覚えて、気軽に使いましょう(^^)/。
イカ類は基本の構造は共通していることが多いので、スルメイカで慣れるといいと思います。
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