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ホクトの「霜降りひらたけ」がおいしい!どんなキノコ?
普段の料理でキノコを使う場合は、えのき、ぶなしめじ、しいたけ、などが思い浮かぶと思います。
しかし、「ヒラタケ」というキノコが昔からあるのを知っている人は少ないのではないでしょうか。
私もそうでした。
ひらたけ、というのは、なんと1000年以上前の平安時代から食用にされ、数多くの文献にも挙がっているのです。
昔から親しまれてきた「ひらたけ」ですが、近年は様々な理由から姿をあまりみかけなくなっていました。
最近、ホクトというキノコの会社が「霜降りひらたけ」というキノコを開発しました。
これがおいしくて人気なのです。
今回は「霜降りひらたけ」についてお伝えします。
昔「ひらたけしめじ」というキノコがあった!
現在もたまにみかけますが、いわゆるスーパーに売られている「しめじ」の形になるように育成された「ひらたけ」が売られていました。
商品名は「ひらたけしめじ」でした。
これは「ぶなしめじ」が本格的に出回るようになってからはあまり見かけなくなりました。
ひらたけは、本来の姿をゆがめられて、しめじのように育てて売られていたのです。
でも、ひらたけは決しておいしくないきのこではありません。
むしろ、味が濃厚で複雑で、食感もよく、おいしいのです。
一時は姿を消しました。
しかし、本来の平べったく、中がへこんだ「じょうご」型の形で再び栽培されるようになりました。
そして、「ひらたけ」という本来の名称でまた販売され始めました。
現在は、普通にスーパーで買うことができます。
味はそもそもおいしいし、平安時代から人々に好まれたきのこです。
みそ汁や天ぷらに使うとおいしいきのこですよ。
ホクトの「霜降りひらたけ」は品種開発されたきのこ!
「ホクト」というキノコの会社が、2014年から発売しているキノコです。
金色のトレーに、黒っぽいラベル。
高級感が出ています。
価格も、200円近くします。
他のキノコと比べると、高いほうですね。
なんで「霜降り」なのかというと、カサの模様に由来します。
間に白い線が入り、肉で言うところの「サシが入ってる」ようになっているからです。
「霜降り」というと、「おいしい牛肉」や「まぐろの大トロ」のイメージが、ぐっとわきます。
高級でおいしそうなイメージを与えます。
確かに「高級」の範囲の価格帯ですし、おいしいキノコなので、名付け方もうまい、と思います。
「霜降りひらたけ」は自然にある品種ではありません。
「ホクト」が日本の「ひらたけ」と西洋のひらたけ属の「エリンギ」を掛け合わせて開発した「新品種」とのことです。
触った感触ですが、肉厚で弾力があり、香りもなかなかいいです。
「霜降りひらたけ」は洋風にも和風にも合う万能でおいしいきのこ!
発売されてまだ5年(2019年現在)しか経っていない、あたらしいキノコです。
現代の食生活に合うように、よく考えられたキノコだなあと思います。
世間の評判では「松茸を超える」とまで絶賛する人もいます。
そもそも、普段の生活で「まつたけ」を食べる人はどれくらいいるでしょうか。
えのきやぶなしめじ並みに、まつたけに親しんで、その味を知り尽くしている人は、日本にほとんどいないでしょう。
「まつたけ」はあまりにもレアになりすぎて、逆に人々からその食感や味を「知られてない」のではないでしょうか。
品種が開発され、価格も手に届く範囲で、料理に使いやすくておいしい、というキノコが生まれてくる。
それを人々が喜び、どんどん使っていく。
こうやって、昔からの高級な食材はますます需要が減り、多くの人の生活からどんどん離れていく…。
といっても過言ではないと思います。
今の時代らしいな、と思います。
品種を開発していくのは大変なことでしょうが、今後も親しみやすくおいしいキノコが出てくるといいですね。
味は、深みがあり、弾力もあり、食べ応えのあるキノコです。
エリンギを受け継いでいるので、歯ごたえもあります。
普段のキノコ料理全般に向いています。
実用性のあるキノコです。
さいごに
今回は「ホクト」が開発したきのこ「霜降りひらたけ」についてお伝えしました。
品種開発され、人工栽培されているきのことは言え、えのきやぶなしめじほど多くは売っていないように思います。
新しい「秋の味覚」として、おみそ汁や炊き込みご飯におすすめのキノコです。
もし見かけたら1度は食べてみてください(^^)/。
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