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【イカ】「ヒイカ」(ジンドウイカ)はおすすめの小さくてかわいいイカ!旬はいつ?
(2021年1月2日・3月21日、2022年5月3日更新)
今回は「ヒイカ」についてお伝えします。
小さくて可愛らしい見た目のイカです。
「ヒイカ」は、またの名を「ジンドウイカ」といいます。
味もよくておいしい、おすすめのイカです。
刺し身もおいしく煮物にもピッタリのイカですよ(^^)/。
ヒイカ(ジンドウイカ)はどんなイカ?
ヒイカは、ヤリイカ科ジンドウイカ属のイカです。
標準和名は「ジンドウイカ」です。
漢字で書くと「神頭烏賊」です。
この「神頭」は、矢の先に付いている鏃(やじり)の一種だそうです。
標準和名は「ジンドウイカ」ですが、関東では「ヒイカ」と呼ぶことが多いと思います。
関東の市場では「小イカ」とも呼ばれます。
大きくても12~14センチほどの、とても小さくてかわいいイカです。
日本全国で獲れます。
釣りのターゲットとしても人気ですし、釣りのエサとしても使われます。
宮城県の三陸から千葉の房総、三河湾から伊勢湾、和歌山や瀬戸内海が多く獲れる地域です。
「ヒイカ」の旬はいつ?
日本は縦に長く、季節の移り変わりにも地域差があります。
なので、ヒイカが多く出回る時期も、地方によって違います。
「春から夏」だったり「冬から春」だったりします。
なので、旬は不明、とも言われています。
基本的には通年獲れるイカだそうです。
関東に限っていいますと、ヒイカの関東での出盛り期は晩秋から冬(11月から2月)です。
初春(2月から3月)にも手に入ることがあります。
※ボイルして販売されていることもあります。
こちらは、そのままわさび醤油で食べるとおいしかったです。
酢味噌でもいいかもしれません。
中にイカスミや軟甲(イカの胴に入っているプラスチックのようなもの)があったりしますが、口から出しながら食べました。
こんな風に、はっきりとした「旬」というものがないイカなので、気楽にかまえていられます。
「旬を逃すな!」というプレッシャーが無いからです。
お店で見かけたら、その時が「食べ時」と思っていいような、魚介だと思います。
ヒイカのおいしい食べ方は?
鮮度がいいものなら「刺身」がおいしいです。
小さいので面倒ですが、ゲソをそっと引っ張り、中のワタをとらないといけません。
水洗いしてから胴の皮をむきます。
(エンペラと胴をもって引っ張ると、エンペラは取れます。)
そして、胴に包丁を入れ、開きます。
体が小さいイカですので、何かと面倒ですが、2~3匹で十分満足のいく刺身1人前になると思います。
お好きな方は4~5匹でしょうか。
味は非常に良く、柔らかく、旨みがありおいしいです。
小さいので、身が薄く、食べやすいと思います。
寿司のネタにもなっています。
機会あったら食べてみたいですね!
ボイル済みで売っているものや、自分で塩ゆでしたなら酢味噌和えもおいしいです。
出来合いの酢味噌でもおいしいですよ。これなら簡単ですね。
「煮物」もおいしいです。
脚を引き抜き、中のワタを取ったら、脚を胴体に入れます。
醤油、酒、みりんで甘辛く煮付けます。
他に、大根や里芋など、根菜と煮るとおいしいそうです。
「焼く」のもおいしいです。
サッと洗ったヒイカに、塩を軽くふり、魚焼きグリルで焼きます。
「ポン!」とはぜるので、「ぽんぽん焼き」とも呼ばれます。
オイルやバターなどとの相性もいいです。
イタリアンやスペイン風など、オリーブオイルを使った料理にも合います。
パスタの具、オリーブオイルとにんにくを使ったソテー、アヒージョなどです。
ボイルして、サラダ風に野菜と食べるのもおいしいですよ。
香川県にヒイカの干物があった!!
香川産で、「ヒイカ(ジンドウイカ)の干物」がありました。
とても小さくてかわいらしいヒイカの干物です。
香川県で作られていました。
香川県ではヒイカを「ジンドウイカ」と呼ぶようですね。
ホイルに並べ、オーブントースターで様子を見ながら数分加熱しました。
こんな感じに仕上げて食べました。
中のワタの味も濃厚で、歯ごたえもよく、噛めば噛むほど味が出るおいしい干物でした。
子どももおいしいと言っていました。
おやつやおつまみにピッタリですね。
さいごに
今回は「ヒイカ」(ジンドウイカ)についてお伝えしました。
扱いやすくて、食べやすく、値段も高くなく、年中手に入れることができる、親しみやすいイカだと思います(^^)/。
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