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【魚】アマダイ(甘鯛)の旬はいつ?おいしい食べ方は?(アカアマダイ)
(2020年11月18日・2021年4月14日更新)
アマダイ(甘鯛)は、あまりスーパーでは見かけない魚かもしれません。
機会があればぜひ食べてみていただきたい、おすすめの魚です。
今回は「甘鯛」についてお伝えします。
甘鯛(アマダイ)ってどんな魚?
これが甘鯛です。
正式には「アカアマダイ」です。
京都や大阪では「グジ」と呼ばれ、この呼び方も有名です。
東京では「アマダイ」と言えば、このアカアマダイを指します。
スズキ目アマダイ科アマダイ属の魚なので、真鯛とはあまり関係がないと思われます。
アマダイの特徴と言えば、やはり「顔立ち」ではないでしょうか。
のっぺりとして、性格がおだやかそうな顔をしています。
でも、甘いマスクだから「甘鯛」とついたのではありません。
身に甘みがあり、食べると「甘い」と感じるので、この名がつきました。
また女性のお坊さん「尼さん」の様子に似ているから、という説もあります。
尾ビレや胴体の中央部に、黄色いスジが入っています。
彩りが「イトヨリ」とほぼ同じです。
黄色いブチのような模様は、ウロコを取ってしまうとほとんどわからなくなります。
甘鯛は高級料理に昔から使われていますので、上のような動画もあります。
板前さんの手さばきがあざやかです。
アマダイの旬はいつ?主な産地は?小さいものならそこまで高くない!?
アマダイの旬は、秋から春です。
1年の半分は獲れるのですね。
アマダイそのものは、ほぼ本州全域で獲れる魚です。
そのため、各地で色んな呼び方をされてます。
最も有名なのは「グジ」でしょう。
このアマダイを使った料理が有名です。
「聖護院かぶら」を使った「グジのかぶら蒸し」はかなり有名な高級料理です。
京都では、なくてはならない魚となっています。
関西では昔から「高級魚」でした。
現在はその人気は関東にも広まり、首都圏でも、価格は高くなっています。
大きいほど高級(キロ1万円以上)になります。
逆に小さいと、1000円以内で買えたりします。
アジやイワシより高いけど、1000円以下なら、1回くらいは食べてみてもいいか…と思えるギリギリなとこですね。
この動画のアマダイはさらに激レアな「白アマダイ」の大きいもので、ネタバレしてしまいますが4万円したそうです( ゚Д゚)。
甘鯛はまずは「塩焼き」が簡単でおいしい!
京都で愛されている魚ですので、伝統的な、洗練された料理法が存在します。
でも、一般家庭では、「塩焼き」がもっともおすすめな料理法(食べ方)です!
(干物で販売されることも多いみたいです。)
これくらいの小さいもの(30センチ弱)なら、500円台で買えることもあります。
このまま塩をふってしばらく置いて、魚焼きグリルで焼くとおいしいです。
ただ、身がとても柔らかいので、ひっくり返す時はフライ返しを使うなどして、慎重に行ってください。
便利グッズを使うのもいいと思います(^^)。
昆布を敷いて、「蒸す」(酒蒸し)のもいいですよ。
上のきまぐれクックさんの動画でもやってます。
新鮮なら、「刺身」もおいしいです。
この柔らかい魚を3枚おろしにして、皮をひくのは至難の技のような気がします(^o^;)
回転寿司などで出会ったら食べてみたいと思います。
この魚の味の特徴はなんといっても「甘い!」ことです。
とにかく甘い。
なんでそんなに甘いの!というくらい甘いです。
この魚の甘さと聖護院かぶらのあまさのタッグで、「グジのかぶら蒸し」はたぶん女性に大人気の料理でしょう。
私は辛党なので、このアマダイの甘さは(おいしいけど)こんなに甘くなくてもいいのに…と思ってしまうくらいです。
顔つきも甘いし、色も桜色で甘い色彩、味も甘い。
触るとわかりますが、身も柔らかくてクタクタなのです。
(身に水分が多く、すぐに身が弱ってしまうのです。)
全てにおいて色んな意味で「あまい」魚です。
そこが、すごく面白いです。
さいごに
今回は、「甘鯛(アマダイ)」についてお伝えしました。
焼き魚で美味!!なお魚です。
干物で売ってれば、即買いでOKだと思います!
京料理や割烹、料亭、高級旅館などで扱われるために生まれてきたのか、と思わされる魚です。
食べる人間側からすると、すべてにおいて「あまあまな」魚です。
そんな魚が、あの過酷な海の中に生きているのがなんだか不思議です。
(釣りでも人気の魚になっています。)
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