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【魚】「カマス」は塩焼きや干物がおいしい魚!刺身もうまい!!旬はいつ?
(2021年1月4日・4月7日・2022年3月23日更新)
「カマス」は干物でよく見かける魚です。
焼き魚にするととてもおいしい魚なんですよ。
今回は「カマス」についてお伝えします。
カマスはどんな魚?
カマスは、スズキ目サバ亜目カマス科カマス属です。
正式には「アカカマス」です。
しかし、お店で売られているときは「カマス」と称されていることがほとんどです。
大きさは40センチ前後くらいまでになります。
小さいものが売られていることもあります。
開きでよく売られています。
この写真も「開き」の一夜干しです。
頭部と尾の様子です。
口先がとんがっています。
受け口ですね。
口の合間から鋭い歯がたくさんあるのが分かります。
消化器官の構造上、「いつもお腹がすいている」状態らしく、貪欲に小魚を追っているそうです。
確かに、腹を開くと、イワシなどの小さな魚が小さい胃袋にパンパンに入っていることも多いです。
歯も鋭いので、口の中に、小魚が刺さっているのも見たことがあります。
泳ぎはハイスピードなので、胴体もずんどうでまっすぐです。
かなりまっすぐな体格の魚なので、この魚を持つと、空中でもまっすぐ飛んでいってしまいそうです。
カマスがとれる主な産地は?旬はいつ?
カマスは南方系の魚です。
関東以南に広く生息しています。
代表的な産地は鹿児島県、神奈川県、長崎県、富山県です。
釣りでも人気の魚です。
旬は秋から初夏です。
特においしいのは脂がのってくる秋から初冬、
そして産卵に向けてたくさん食べる時期である春の2つの時期です。
基本的には、通年獲れる魚なので、干物や塩焼きならば年中食べられると思います。
(もう一つのカマス、「ヤマトカマス」の旬は夏から秋とされています。)
カマスのおいしい食べ方は?
カマスは、昔から「塩焼き」一辺倒だったそうです。
カマスを見たら「塩焼き!」でした。
ご飯がかなり進みます(^^)。
うろこを取り、エラを取り、背開きにしてワタを取り、塩水に漬けて干した「一夜干し」や、干物がおいしいです。
もちろん、うろこ・エラ・ワタを取り、塩を振って1時間くらい置き、グリルで焼くのでもOKです。
頭も落として焼くときもあります。
大きいカマスはグリルに入りきらなかったり、入っても動かしずらいことがあるので場合によっては頭を落としてます。
開きを焼くと、腹の辺りで脂がプツプツとして、とてもおいしそうに見え、実際おいしかったです(^^)。
最近は刺身も可能と言われていますが、かなり鮮度がよくないと難しいでしょう。
料理屋さんで出してくれてたら、即注文しましょう!
冬にとても新鮮なカマスを手に入れました。
刺身で大丈夫!と言われたので、刺身に挑戦しました。
3枚おろしまではよかったのですが、皮引きがちょっと難しかったです。
自分がこうしたらおいしいかな…という切り方をしてみました。
脂がのっていて、切っていてもねっとりとしているのがわかりました。
鮮度が良かったのか、非常においしい刺身でした。
甘みが強かったです。
また食べたいと思いました。
フライや天ぷらにも向いていますよ。
アラもいい出汁が出ます。
刺身に使った残りのアラを、塩を降って熱湯にくぐらせ流水で洗います。
水から煮出し、大根や人参など家にある野菜を切って入れました。
10分くらい煮たら、味噌を溶き入れます。
濃厚でいい出汁が出ており、とてもおいしいアラ汁でした。
身そのものより、うまみのある味噌汁を味わうような汁になりました。
さいごに
今回は「カマス」についてお伝えしました。
江戸時代も塩焼きとして人々に愛されていたお魚だそうです。
大きいものですと、けっこう高いな、と思うくらい、いい値段がついていることもあります。
しかし、大きいものなら食べ応えがあるので、小食な方なら2人前くらいのボリュームがあります。
可能であれば、刺身はとてもおいしいです。
身はさほどクセはなく、味はかなり良いので、焼き魚では鉄板のおいしさです。
ぜひ1度食べてみてください(^^)/。
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