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【貝】ナガラミ(ダンベイキサゴ)はおいしい貝!旬はいつ?砂抜きは必要?
(2021年3月2日更新)
ナガラミ(ダンベイキサゴ)という貝を見つけたらぜひ買って食べてみてください!
扱いやすくておいしい貝です。
見た目もカタツムリに近くてかわいらしく、彩りもなかなかおしゃれな貝です。
今回は「ナガラミ(ダンベイキサゴ)」についてお伝えします。
ナガラミ(ダンベイキサゴ)は扁平な渦巻状のシックな色合いの貝!
これが、活きた状態の、生のナガラミです。
カタツムリに似た、扁平の渦巻状の形状をしています。
柄や彩りはいろいろです。
写真ではうまくとれませんでしたが、かわいいピンクの筋が入っているものもいるんですよ。
貝類の中でもシックでキレイだと思います。
活きていると、貝殻の外へ身がビヨーンと伸びたりしてけっこう動いています。
昔は日本各地でたくさん採れたそうです。
たくさん採れたため、子どものおやつになっていたそうです。
私が人からよく聞いたのは、食べた後のこのナガラミの殻を、おはじきにして遊んでいた、というものです。
たしかに扁平だし、貝殻自体の重さがしっかりとありますので、おはじき的な遊びができそうです。
現在の産地は、千葉や神奈川県です。
流通にはあまりのらないです。
価格は若干高めです。大きい粒のアサリくらいのお値段だと私は思います。
旬は、春から夏です。
他の貝類と同じような時期ですね。
ナガラミはさっと塩ゆでするだけでおいしい貝!砂抜きもしなくて大丈夫!見つけたら買いましょう!
ナガラミの扱いは非常にカンタンです。
塩ゆでがおすすめです。
買ってきたら、流水で表面をお互いこすり合わせてさっと洗ってください。
お湯を沸かし、塩をひとつまみ(小さじ1くらい)入れます。
そこに、洗ったナガラミを入れます。
薄くて扁平な貝で、中身も小さいので、すぐに火が通ります。
3分~5分ほどゆがけばOKです。
ゆがくと、貝殻の色彩は曇ったようになってしまいますが、これはこれでキレイかもしれませんね。
爪楊枝で引っ張り出したり、身が外に出てればそれをつまんでツルンと出すことができます。
加熱してあることもあり、黒っぽいワタも食べられますが、それはお好みです。
※このワタには、時には砂があることがあります。
砂を感じた場合には、食べないのをおすすめします。
身に付いている入り口の茶色い丸い「フタ」みたいなのは食べられませんのではずしてください。
カンタンにはずれます。
このように、扱いはすごくカンタンで、しかもかなりおいしい貝です。
味がとてもいいです。
現在の漁業の流通上、あんまり出回っていないようです。
地元でこのナガラミをとることができる地域の方は、よく食べているのかもしれません。
水と酒としょうゆで3分ほど煮る「しょうゆ煮」もおいしいです。おすすめです。
気になる砂抜きですが、昔は砂をかんでいることが多かったそうですが、市場から出回ってお店で買ったものならばまず砂をかんでいることはほとんどありません。
ごくたまにジャリと当たることもありますが、9割方は砂はなかったです。
(※別の日に食べた時、どうしても砂が気になる時がありました。
この場合は、黒いワタのあたりを避けて食べると大丈夫でした。)
こういう点からしても、かなり扱いやすくておいしくて、親しみのある貝だと思います(^^)。
ナガラミの貝殻に宿を借りているヤドカリがいる!!(閲覧注意)
ナガラミには、よくヤドカリがいるよ、と聞いていましたが、ある日購入したナガラミに、いました。
茹でる前に気づき、撮影したので、こんな色でした。
気づかずに茹でてしまうと、甲殻類らしく赤くなるみたいです。
これはさすがに食べられないし、かといって、飼育するのも難しいようです。
ナガラミにはよく居るそうなので、見つけてもびっくりしないでくださいね。
食べることはできないみたいです。
かといって、一緒に茹でてしまっても、毒などは無いと思います。
さいごに
今回は「ナガラミ(ダンベイキサゴ)」についてお伝えしました。
見た目も色あいがかわいらしく、カタツムリっぽいので、小さい子が見ると興味を示す貝です。
扱いも非常にカンタンでラクだし、とてもおいしいので、巻き貝に慣れていない方もおすすめです。
旬は春から夏です。
その間に、もし売られているのを見つけたら、ぜひ買って食べてみてください。
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