目次
小さくてもおいしい「磯つぶ貝」(エゾバイ)!甘辛く煮付けるとほんとうにおいしい!
食用で売られている「つぶ貝」は、正式な和名ではありません。
「エゾバイ科」の総称となっており、その種類も多いそうです。
今回は多くの種類があるとされる「つぶ貝」の中でも、魚屋さんなどで「磯つぶ貝」として売られている貝(エゾバイ)についてお伝えします。
「磯つぶ貝」はどんな貝?主な産地は?
これが私がお店で買った「磯つぶ貝」です。
つぶ貝の種類は多く、専門家でないと見分けがつかない、と言われています。
この貝は居酒屋の突き出しにもよく登場するので、見ると「ああ、あれか」と思う方も多いでしょう。
磯つぶ貝は、和名を「エゾバイ」といいます。
その名の通り、よく生息しているところは北海道です。
他には東北地方でもとれます。
体長は5センチから6センチくらいの小粒なかわいいサイズの貝です。
しかし、ここまで大きくなるのに5~6年はかかるそうですよ。
殻は非常に固いです。
なので持ち帰る時も白バイ貝みたいに割れる心配はほぼありません。
磯つぶ貝(エゾバイ)の旬はいつ?
磯つぶ貝の産卵期は初夏から夏の終わりにかけてです。
なので、それ以外の時期がおいしいと思われます。
磯つぶ貝は産地を変えて、通年漁獲があり、出回っています。
ただし、他の多くの貝と同様に、春先から初夏にかけてお店で見かける確率が高いように思います。
手に入りやすい時期としては、春先ではないでしょうか。
(私も、今回は4月下旬に購入しました。)
磯つぶ貝は塩ゆでや煮付けで食べよう!唾液腺(あぶら)は気にする必要はナシ!
磯つぶ貝は、やはり「塩ゆで」や甘辛く煮る「煮付け」がおいしいです。
他には、酒をふりかけてしばらく蒸す「酒蒸し」もおいしいです。
むき身で売られている場合もあります。
その際は酒蒸ししてから、炒めものなどに使うといいですよ。
上の写真は、貝を流水で洗ってから、醤油、酒、みりんを適当に入れて、煮ているところです。
沸騰してから10分ほど煮ました。
ただし、もっと短くてもよかったかもしれません。
出来上がりはこんな感じです。
爪楊枝でスルッと取り出して食べます。
(※塩ゆでの場合は、塩水に入れてふっとうさせ10分くらい茹でてください。)
爪楊枝などで出すと、こんな感じです。
奥の「ワタ」までスルッと取れると気持ちいいのですが、なかなかうまくいきませんでした。
後で取れた「ワタ」はこんな感じです。
「ワタ」も食べて大丈夫ですしおいしいです。
苦手な方はやめておいて、食べやすいところだけ食べればいいと思います。
味は非常にいいです。
食べやすく、おいしいと思います。
クセはあまり感じられませんでした。
「あぶら(唾液腺)」については、この貝には唾液腺に毒は存在していませんので、取り除く必要はなく、安心してそのまま食べられます。
☆磯つぶ貝は、市場に多く出回るようになったのはここ30年くらいだそうで、あまり歴史は長くはないです。
でもかなりおいしいので、またたく間に広まりました。
一時は「乱獲」で数が減ってしまいましたが、その後の資源保護策で回復はしているそうですよ。
さいごに
今回は「磯つぶ貝」(エゾバイ)についてお伝えしました。
扱いやすく、クセもすくなく、味のよい貝なので、おすすめです。
お店で見かけたらぜひ買って食べてみてください(^^)/。
★