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東北の「岩もずく」はシャキシャキした歯ごたえがおいしい!
(2020年11月18日更新)
関東で、いわゆる「もずく」として売られているものは、沖縄で養殖されている「太もずく」がほとんどです。
しかし、「もずく」とはこの1種類ではなく、他にも数種類存在しています。
そんな中で、今回は主に東北で採れる「岩もずく」についてお伝えします。
岩もずくの主な産地はどこ?旬はいつ?
「岩もずく」は、主に新潟から東北の日本海沿岸に分布する海藻です。
(今回私が買うことができたのは、秋田県産でした。)
旬の時期は、7月から8月の真夏になります。
濃い茶色をしています。
少ししっとりとしていますが、海藻の割には乾いている手触りです。
石や岩にはりついて棲息しているそうです。
これを漁師さんや海女さんが手摘みして採ります。
海女さんが素潜りして採ってきたりするそうですよ。
そのため、沖縄の養殖のもずくよりはどうしても高価になります。
この岩もずくの独特のおいしさも、高価になる理由だと思います。
磯のとてもいい香りがします。
写真のように、この茶色の状態は、収穫されたままの姿です。
茹でてから食べます。
岩もずくは流水でよく洗ってから熱湯でゆでます!
ゆでる前に、よく流水で水洗いします。
細かく砕けた貝殻や小さな砂が紛れていることがあるからです。
水を沸騰させ、洗った岩もずくを入れます。
だいたい30秒ほど茹でます。
すぐ茹で上がってしまうんですね。
ザルにあげ、流水や氷水で冷やします。
ぬめりは多少出てきます。
流水である程度冷やし、粗熱も取れたら、冷蔵庫で冷やすと、おいしく食べられます。
茹で上がりは、深いグリーン色になります。
この色は、沖縄の太もずくとは違っています。
細いですが、しっかりしています。
触感も固めです。
ぬめりは少ない方、と言われていますが、この若干出てくるぬめりもおいしいなあと思いました。
あとは、お好みで酢醤油やポン酢、お味噌汁の具などにどうぞ。
シャキシャキ感が非常に独特です。
また磯の香りがすごくします。風味の良い海藻です。
とてもおいしいですよ(^^)/。
茹でて、刻んであるものを買ったことがありますが、こちらもかなりおいしかったです。
茹でてあり、かつ刻んであるなら、自分でやらなくていいからすごくラクでありがたいと思いました(^^)。
さいごに
今回は新潟から東北にかけて分布する「岩もずく」についてお伝えしました。
控えめに現れる「ぬめり」と独特のシャキシャキ感、磯の香りの風味の強さが、また他のもずくとは違ったおいしさの海藻です。
関東に住んでいるとなかなかお目にかかれないかもしれませんが、全く売っていないわけでもないので、もし見かけたらぜひ買ってみてください。
旅先でお土産に買うのもいいかもしれませんよね。
かなりオススメの海藻です(^^)/。
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