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【魚】タチウオ(太刀魚)の旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2020年12月20日・2021年1月7日更新)
タチウオ(太刀魚)は、スーパーでもよく見られる魚です。
銀色に光っている長い姿形は、インパクトが強いですよね。
味がとてもいい、おいしい魚です。
今回は「タチウオ」についてお伝えします。
タチウオはどんな魚?
タチウオは、上の写真のように、とにかく長い姿の魚です。
スマホのカメラに収めるには、本当に苦労する魚です(^o^;)。
1.5mくらいまで長く成長するそうなので、かなり大きいですよね。
幅も、標準は「指4本ぶん」などと言われますが、卵を抱えた大きいものなどは、もっと太いです。
この魚は、北海道から九州までおり、通年穫れることもあり、スーパーや小売店でよく切り身で売られています。
韓国では、このタチウオを使った料理がかなり広く普及しており、国民食とも言えるものになっています。
油との相性のいい、加熱調理にピッタリの魚なので、日本や韓国だけでなく、アジア、ヨーロッパでもよく食べられているそうです。
刀を意味する「太刀(たち)」に似ているから太刀魚、
立って泳ぐから「タチウオ」などが語源と言われています。
どちらの意味でもピッタリですね。
こうやって、群れで「立ち泳ぎ」しているときもあります。
しかし、普通に泳いでいる時も、もちろんあります。
この動画のタチウオはかなりすばやい動きをしています。
細長い体でいろいろ活発に動いているみたいですね。
タチウオ(太刀魚)の旬はいつ?
太刀魚は、北海道から九州までいて、年中穫れる魚です。
産卵期は長く、6月から10月です。
そして、日本国内の沿岸で穫れる太刀魚の旬は、秋から初冬と言われています。
だいたい、7月から10月です。
産卵期と、旬の時期がかぶっています。
卵を抱えたタチウオの個体は外から見るとけっこう太っています。
もし卵が入っていても、身は遜色なくおいしいです。
しかも、卵は煮付けたり塩焼きするとかなりおいしいので、卵を持ったタチウオを手に入れたらラッキーではないでしょうか。
タチウオの歯は刃!!鋭いので気をつけよう!!
タチウオの歯はかなり鋭いです。
刃物が出っ張っている、と思って、注意して扱ってください。
私も、何度もうっかり触って、手を切ってしまいました。
タチウオは、受け口で、鋭い歯も外側に出ているのです。
クロムツとタチウオは口へ手を持っていかないほうがいいですね。
テープカッターのあの刃が、もっと大きいやつを想像してしまいます。
(※ちなみに、タチウオは、しっぽのほうは、かなり細いです。
ここはアラ扱いで、煮付けでダシがわりにしてしまうのがいいかもしれません。)
魚売り場では、タチウオを扱う時、まず頭をすぐに落としてから作業すると思います。
もし丸で手に入れた場合は、頭をすぐ落としてしまったほうがいいでしょう。
タチウオの捌きはちょっと難しそうですね(^o^;)。
でももし失敗しても、加熱しておいしい魚なので、どうとでもできるような気がします。
タチウオは油と相性のいい魚!加熱調理がおすすめ!
タチウオは、刺身はかなりおいしいです。
刺身好きにとってはたまりません。
しかし、身が柔らかい魚で、古くなりやすいので、刺身としてはあまり売っていないかもしれません。
スーパーでお造りにして売られているのを見つけると、私は嬉しくなってつい買ってしまいます。
この銀色の皮と身の間にうま味が凝縮されているのと、皮のコリコリとした食感がたまりません。
お店や寿司店でみかけたらぜひ食べてみてください。
加熱調理でかなりおいしい魚なので、様々な料理に向いています。
韓国でも、タチウオの鍋物は名物だそうです。
塩焼きも煮魚もどちらも甲乙つけがたいくらいおいしいです。
さすが、サバの親戚筋、といった感じです。
他には、バター焼き、フライもおいしいです。
骨が細かくて鋭いので、小さいお子さんやお年寄りは注意が必要です。
焼いて甘辛く仕上げた「蒲焼き」もかなりおいしいそうですよ。
卵を見つけたら、これもかなりおいしいので、身と一緒に煮たり、塩焼きにするのをおすすめします。
干物で売られていることがあります。
これもおいしいので、見つけたらぜひ買ってみてください。
さいごに
今回は「タチウオ(太刀魚)」についてお伝えしました。
骨が若干めんどうだな、と思ってしまう魚ですが、味のよさ、美味さを思うと、そのめんどくささを置いても、ぜひ食べたいと思わされる魚です。
もし食べたことがなければ、ぜひ一度食べてみてほしい、ほんとうにおいしい魚です(^^)/。
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