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【魚】ウマヅラハギは肝も身もおいしい魚!旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年2月15日更新)
カワハギ類は、身も肝もどちらもおいしい魚です。
魚好きの中で、カワハギのファンはけっこう多いです。
今回は、このカワハギ類の一種「ウマヅラハギ」についてお伝えします。
ウマヅラハギはその名の通り、馬の顔に似ているお魚!!
頭に鋭いトゲがありますが、なんともユーモラスな顔つきをしています。
(トゲは危ないので切って売っているお店が多いです。)
「ウマヅラ」という言葉を聞くと、ほとんどの人が納得する見た目だと思います。
鋭いトゲも、何かの「アンテナ」みたいだし、つぶらな瞳とおちょぼ口が、なんとも憎めない、愛嬌のあるお魚です。
ウロコはありません。
「ハギ」「ハゲ」と名が付くように、外側の厚い皮は面白いくらいよくむけます。
(刺身にする時は、もう1枚、薄皮をひかないといけません。)
全体の体色はグレーがかっています。
尾びれや胸びれの色が青で、体のグレーとヒレの青の組み合わせは、なかなかオシャレではないかと思います。
石灰藻、甲殻類、底生動物(ここでは海の底に棲む小さな生物たち)などを食べています。
あのおちょぼ口で食べているところを想像するとかわいいです。
プランクトンが主なエサになりますが、色んなモノを食べるそうですよ。
ウマヅラハギの主な産地は?旬はいつ?
ウマヅラハギの主な産地は、宮城県、福島県などが挙げられていますが、だいたい日本の各地にいると思います。
釣りのターゲットにもなっており、自分で釣る方も多いでしょう。
関東では昔から安い魚だったそうです。
しかし「海のフォアグラ」と称される肝と、身の味の良さもあり、鮮度が良く大きければ値段も高くつき、高級魚となります。
旬は、秋から春です。
でも初夏から夏も、他のカワハギ類と同様においしいと思います。
初夏から夏は身、秋から春は肝がおいしくなるのが、カワハギ類の特徴です。
この肝が大きくなり、おいしくなる秋から冬あたりのウマヅラハギは、高値が付くそうですよ。
ウマヅラハギはどんな料理でも美味しく食べられる魚!
ウマヅラハギは、他のカワハギ類と同様、鮮度が良ければ、やはり刺身がおいしいです。
肝は少々クセがありますし、鮮度が気になるようであれば、さっと湯がき、漉してからしょうゆに混ぜ、
「肝醤油」として、刺身をそれで食べるのが推奨されています。
しかし、私はカワハギ類の肝醤油は、美味しすぎて・濃厚すぎて苦手、という感じなので、普通にしょうゆで食べるのが好きです。
甘口しょうゆや、ポン酢しょうゆでもおいしいです。
(肝醤油は味が豪華すぎるというか、濃厚すぎる感じであまり得意ではないです(^o^;)。)
「肝醤油」でなければだめ、ということは決してないので、ぜひ身だけでも食べてみてください。
他には、煮付けがとてもおいしいです。
カワハギ類は、煮付けがおいしいとされてもいます。
肝が付いたまま煮ることができると、かなりおいしいです。
(肝は生よりも加熱したほうが、個人的に食べやすいと思います。)
煮てもおいしい魚なので、アラがあれば、お吸い物や味噌汁にするのがおすすめです。
肝を味噌汁に入れるとコクが出るそうですよ。
あとは、油との相性がいいので、バター焼きや唐揚げでもおいしいです。
塩をふって、シンプルに焼くだけの「塩焼き」でもおいしいと思います。
上の写真のように、皮をむいて頭も落として「ムキハギ」として売られていることもあります。
こういう場合は、小さい個体のことが多く、価格も比較的安いです。
からあげや煮付けでおいしいと思います(^^)/。
さいごに
今回は、馬の顔に似ているカワハギ類、「ウマヅラハギ」についてお伝えしました。
昔は、見た目から嫌われてあまり好まれなかった魚だそうですが、味の良さからだんだん人気の魚に変わっていったとのことです。
今では人気がある魚ですので、決して安いものではありませんが、でもものすごく高いわけでもありません。
とてもおいしい魚ですので、機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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