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ワタリガニ(ガザミ)の旬はいつ?小さいものは味噌汁にするのがカンタンでおいしい!
ワタリガニ(渡蟹/ガザミ)は、食材のカニとしてはかなり有名ですよね。
韓国でもよく食べられているカニです。
昔は「カニ」と言えばこれを指すほど、古くからポピュラーなカニなんです。
今回は「ワタリガニ(ガザミ)」についてお伝えします。
ワタリガニ(ガザミ)は「泳いで移動する(渡る)」からワタリガニ!
ワタリガニは「ガザミ」が正式な名前です。
正式な名前の「ガザミ」は、このカニのハサミが大きくて、「カニハサミ」と言ってたのが転じて「ガザミ」となったそうです。
「ワタリガニ」という呼び方は、群れをなして泳いで移動するので「ワタリガニ」と呼ばれるようになりました。
(ちなみに、この生き物は「夜行性」です。)
「ガザミ」という呼び方よりも、響きのいい「ワタリガニ」の呼び方のほうが今では一般的になっています。
スーパーなどでも、「ガザミ」よりも「ワタリガニ」と表示しているほうが圧倒的に多いでしょう。
オスのほうがハサミがとても長いです。
甲の幅は大きいと15センチを超えます。
小さいものもよく売っているのが、このワタリガニだと思います。
ハサミのある脚から数えて5番目の脚が、フィンのようになっています。
この脚を使って泳いで「渡り」ます。
「渡る」という言葉を使っていても、実際は渡り鳥のように長距離を移動するのでもないそうですよ。
ワタリガニの旬はいつ?主な産地は?
ワタリガニは北海道南部から九州まで、国内では分布しています。
韓国や中国、台湾にもいます。
韓国では「カンジャンケジャン」という高級料理で有名ですよね。
日本国内での主な産地は、青森県や宮城県、大分県福岡県、愛知県などですが、瀬戸内海あたりや四国でもよく獲れていると思います。
北海道より南で海沿いならば、色んなところで買えるのではないか…と個人的には思っています。
ワタリガニの旬は晩秋から春と言われています。
それ以外の時期でも売っていたりしますが、夏は痩せてることが多いです。
こういうのは味噌汁とかに使うといいと思います。
オスのほうが一般的においしいそうですが、9月まではオスがおいしいです。
10月は、オスでもメスでもおいしい時期です。
しかし、卵を持つ時期(11月・12月)は卵を持ったメスが旬となり、珍重されます。
オスかメスかは裏側の真ん中へんの形でわかります。
写真のワタリガニは、真ん中がするどく「三角」になっています。
これは「フンドシ」と呼ばれます。
こういう風に鋭角なフンドシだと、オスです。
メスは、ここが丸い(大きい)ですし、卵(内子)を持ってるときは、卵がはみ出していますので、みれば分かりますよ。
ワタリガニは値段がけっこう高い!小さいものなら味噌汁がおすすめ!!
ワタリガニは、大きかったり鮮度がいいとかなり高い値段がつきます。
輸入物もそんなに安くありません。
こんな高級食材のワタリガニですが、小さいものなら、味噌汁にすると、ごちそうになります。
1匹あれば、何人かでその美味しさをシェアできますし…。
これはボイルして売っていたワタリガニです。
見切り品とされていたのを購入しました(^o^;)。
甲羅はそんなに固くないので、一般の文化包丁で割ることができます。
適当に割って、生なら水から、ボイル済みなら水が沸騰してから入れて、数分煮ます。
(ここで顆粒だしを少々いれてもいいと思います。)
あとは、白菜やネギ、にんじんなどお好みの野菜を刻んで一緒に煮ます。
味噌を溶いて、もういちど沸騰直前まで沸かして、火を止めて出来上がりです。
味噌汁にすると、茹でて食べる時に食べそこねるところも、そこからいい出汁が取れてますので、
味噌汁そのものが非常に味のいい、おいしいものになります。
これに、他の魚のアラも少しいれてしまうと、かなりごちそうの味噌汁になりますね(^^)/。
そんなに難しくないので、機会があったら作ってみてください。
大きくていいものは、やはり茹でたり蒸したりして身を食べるのがかなりおいしいです。
機会があればぜひまた食べたいです(^^)/。
さいごに
今回は「ワタリガニ」についてお伝えしました。
なかなかの高級食材ですが、小さいものを安く手に入れられることも、たまにあると(私の経験では)思います。
味がとてもいいカニですので、そういう時は味噌汁にしてしまうのが、かなりおすすめです。
お歳暮などの贈答品にもできるみたいですが、これはきっと喜ばれますね(^^)。
古くから多くの人に愛されているカニですので、機会があれば食べてみてください(^^)/。
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