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【カニ】ワタリガニ(ガザミ)の旬はいつ?主な産地は?おいしい食べ方は?(カニ汁)
(2022年10月16日更新)
今回は「ワタリガニ(ガザミ)」についてお伝えします。
ワタリガニ(渡蟹/ガザミ)は、食材のカニとしてはかなり有名です。
韓国でもよく食べられているカニです。
昔は「カニ」と言えばこれを指すほどです。
古くからポピュラーなカニなんですよ(^^)。
ワタリガニ(ガザミ)はどんなカニ?
ワタリガニは「ガザミ」が正式な名前です。
このカニのハサミが大きくて、「カニハサミ」と言ってたのが転じて「ガザミ」となったそうです。
群れをなして泳いで移動するので「ワタリガニ」とも呼ばれるようになりました。
(ちなみに、この生き物は「夜行性」です。)
「ガザミ」という呼び方よりも、響きのいい「ワタリガニ」の呼び方のほうが今では一般的になっています。
スーパーなどでも、「ガザミ」よりも「ワタリガニ」と表示しているほうが圧倒的に多いと思います。
オスのほうがハサミがとても長いです。
甲の幅は大きいと15センチを超えます。
小さいものもよく売っているのが、このワタリガニです。
ハサミのある脚から数えて5番目の脚が、フィンのようになっています。
この脚を使って泳いで「渡り」ます。
「渡る」という言葉を使っていても、実際は渡り鳥のように長距離を移動するのでもないそうですよ。
ワタリガニの旬はいつ?主な産地は?
ワタリガニは日本国内では、北海道南部から九州まで分布しています。
韓国や中国、台湾にもいます。
韓国では「カンジャンケジャン」という高級料理で有名ですよね。
日本国内での主な産地は、青森県や宮城県、大分県、福岡県、愛知県などですが、瀬戸内海あたりや四国でもよく獲れていると思います。
北海道より南で海沿いならば、色んなところで買えるのではないか…と個人的には思っています。
ワタリガニの旬は晩秋から春と言われています。
それ以外の時期でも売っていたりしますが、夏は痩せてることが多いです。
こういうのは味噌汁とかに使うといいと思います。
オスのほうが一般的においしいそうです。
9月まではオスがおいしいです。
10月は、オスでもメスでもおいしい時期です。
しかし、卵を持つ時期(11月・12月)は卵を持ったメスが旬となり、珍重されます。
オスかメスかは裏側の真ん中へんの形でわかります。
写真のワタリガニは、真ん中がするどく「三角」になっています。
これは「フンドシ」と呼ばれます。
こういう風に鋭角なフンドシだと、オスです。
メスは、ここが丸い(大きい)ですし、卵(内子)を持ってるときは、卵がはみ出していますので、みれば分かりますよ。
ワタリガニは値段がけっこう高い!小さいものなら味噌汁がおすすめ!!
ワタリガニは、大きかったり鮮度がいいとかなり高い値段がつきます。
輸入物もそんなに安くありません。
こんな高級食材のワタリガニですが、小さいものなら、味噌汁にすると、ごちそうになります。
1匹あれば、何人かでその美味しさをシェアできますし…。
これはボイルして売っていたワタリガニです。
見切り品とされていたのを購入しました(^^)。
甲羅はそんなに固くないので、一般の文化包丁で割ることができます。
適当に割って、生なら水から、ボイル済みなら水が沸騰してから入れて、数分煮ます。
(ここで顆粒だしを少々いれてもいいと思います。)
あとは、白菜やネギ、にんじんなどお好みの野菜を刻んで一緒に煮ます。
味噌を溶いて、もういちど沸騰直前まで沸かして、火を止めて出来上がりです。
味噌汁にすると、すべての部位からいい出汁が取れてます。
味噌汁そのものが非常に味のいい、おいしいものになります。
これに、他の魚のアラも入れたりすると、かなりごちそうの味噌汁になりますね(^^)/。
そんなに難しくないので、機会があったら作ってみてください。
大きくていいものは、やはり茹でたり蒸したりして身を食べるのがかなりおいしいです。
機会があればぜひまた食べたいです(^^)/。
さいごに
今回は「ワタリガニ」についてお伝えしました。
昔から日本人に馴染みの深い、扱いやすくておいしいカニです。
味がとてもいいカニですので、比較的安価な小さなものなら味噌汁にしてしまうのがかなりおすすめです。
古くから多くの人に愛されているカニです。
機会があれば食べてみてください(^^)/。
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