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「本当のボタンエビ」は茨城県や千葉県など太平洋側にいるエビ!甘くておいしい!
(2021年1月12日更新)
「ボタンエビ」と聞くと、日本海側から入荷する、大きめのお刺身で食べられるエビをまず想像しますよね。
でも、そのエビはほんとうはボタンエビではないのです…。
「本当の」ボタンエビ(標準和名)は、実は千葉とかの太平洋側で獲れるんですよ。
今回は「本当のボタンエビ」と呼ばれる「ボタンエビ」(標準和名)についてお伝えします。
標準和名の「ボタンエビ」は太平洋側のみにいるエビ!!
ボタンエビと言えば、大抵は上の動画にあるようなエビのことを言います。
「ボタンエビ」と言えば、これがお店で売られているはずです。
しかし、この「ボタンエビ」はあくまでも「呼び名」であり、正式な標準和名は「トヤマエビ」です。
標本の採集地がたまたま富山県だったため、この名前がついたとのことです。
このエビは、北海道の噴火湾のほうで「ボタンエビ」と呼ばれていました。
この呼び方が広まって、代表的な呼び方になったそうです。
今回のボタンエビは、また違うエビです。
「本当のボタンエビ」と呼ばれるエビです。
このエビが、標準和名「ボタンエビ」です。
「ボタンエビ」で流通している「トヤマエビ」は、島根県より北の日本海側から北海道以北に棲息しています。
対して、標準和名「ボタンエビ」であるこのエビは、太平洋側にしかおらず、日本海側にはいません。
このように、生息地が違います。
そして、色はかなり明るいオレンジ色です。
側面に特徴的な斑紋があります。
この斑紋は、「トヤマエビ」にはありません。
新しいと鮮やかなオレンジ色ですが、だんだん時間が経つと黄色っぽくなっていきます。
「本当の」ボタンエビの旬はいつ?主な産地は?
「本当の」ボタンエビの旬は、 秋から春です。
数が昔より減ってしまっていて、現在はなかなか流通しません。
もしお店で見かけたらかなりラッキーですので買ってみるのがおすすめです。
数が少ないので高値になりますが、小さいものならそれほどでもないかもしれません。
【ボタンエビ】市場でボタンエビと呼ばれているほとんどが、標準和名「トヤマエビ」のこと。この写真は標準和名「ボタンエビ」。北海道噴火湾から土佐湾までの水深300~500mにいる日本固有種で、日本海には生息しません。市場入荷は少なく、写真は千葉県銚子産。甘みがあり、エビ好きも唸る美味しさ。 pic.twitter.com/He39VUlMzW
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) November 12, 2020
主な産地は、福島県、茨城県、千葉県、静岡券、鹿児島県など、太平洋側の各地です。
北海道噴火湾あたりまでいるそうですよ。
標準和名「ボタンエビ」のおいしい食べ方は?
流通上の名前「ボタンエビ」(トヤマエビ)は刺し身がおいしいですし、寿司ネタだとかなり高級品です。
この標準和名の「ボタンエビ」も、刺し身(生食)がやはりおいしいです。
これが寿司で出ていたら、値段によりますが「記念」として食べてしまうかもしれません。
私は、鮮度のこともあり、頭を食すのは今回断念しました。
本体は、皮をむいて食べました。
身は柔らかく、甘くて、とてもおいしいかったです。
旨みが深いと思いました。
味わい深いです。
なかなか手に入りづらい、レアなエビです。
一時より数が激減したからだそうですが、だいぶ戻ってきているとのことです。
甘えびと同様、かなり甘いと感じました。
これのお寿司は絶対においしいでしょうね(^^)/。
殻つきでまるごと塩焼きもいいと思います。
むいたあとの頭や殻は、お味噌汁にするとおいしいです。
揚げ物にも向いています。
存在そのものがますます貴重になっているエビ類ですが、
今後復活していってくれるといいですよね。
さいごに
今回は「本当の」ボタンエビ、などと言われる、標準和名「ボタンエビ」についてお伝えしました。
貴重な、レアな存在のエビです。
味はとてもよく、おいしいですよ。
もしどこかで見かけたら、かなりチャンスですので、ぜひ買って食べてみてください(^^)/。
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