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キンメダイ(金目鯛)はどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年1月1日・8月29日、2022年6月24日、8月26日更新)
今回はキンメダイ(金目鯛)についてお伝えします。
キンメダイは現在は全国で「おいしい高級魚」として有名です。
干物も贈答品としてよく利用されています。
真っ赤な魚体、金色に見える大きな目、味の良さ…インパクトのあるおめでたい見た目とおいしさで大人気の魚です(^^)/。
キンメダイ(金目鯛)は深海魚!世界的に広範囲にいる魚なので輸入物も多い!
キンメダイは、キンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属の魚です。
標準和名も「キンメダイ」です。
名前にタイ(鯛)がついていますが、マダイとは関係はありません。
キンメダイ、という独自の種類になっています。
深いところで800mもの深海に棲息していて、完全なる「深海魚」です。
(深海魚ですが、養殖もしてるみたいです。どうやってるのでしょうか…。)
そして、世界的に広範囲に分布している魚でもあります。
なので、輸入物も売られています。
「キンメダイ」の「金目」は光を集める機能を持つ!!(タペータム)
キンメダイの”金目”は、文字通り本当に金色に光ってるように見えますよね。
上の写真は、キンメダイをフラッシュ撮影したものですが、見事にピカーンと光っています。加工はしてません。
このお目々の奥に、「タペータム」という反射層というものがあるそうで、
これで深海の中のわずかな光を集めているのです。
大きくて真ん丸で、しかも金色に光る眼。
身体はめでたいくらいに真っ赤。
そして、めちゃくちゃおいしい。
これは人気が出ないわけはありません。
キンメダイは生きて泳いでいる時は赤くない!!大型ほど赤色が強い!
真っ赤な体の色がトレードマークのキンメダイですが、生きて泳いでる時はマダイのような桜色なんだそうです!!
真っ赤なままで泳いでいるかといったら大違いなんですね!
キンメダイを釣ったりする人には常識なのかもしれませんが…。
そして、大きいほど赤みが強いです。
小さめのキンメダイは、締めた後でも赤色は弱いです。
体長は、大きくて50センチを超えます。
けっこう大きい魚です。
大きければ大きいほど美味とされていて、値段も比例して高く付きます。
15年くらい生きるそうで、50センチならば長老級でしょうね(^^)。
キンメダイの国内での主な産地は?旬はいつ?
輸入物も入ってくるほど、世界的に広範囲に分布しているといわれるキンメダイですが、
国内での主な産地は、時代とともに広まりました。
以前は、キンメダイと言えば関東の魚でした。
相模湾、駿河湾、千葉、伊豆、伊豆諸島などで多く獲れました。
消費も関東が多かったので、関東地方を代表する魚でした。
しかし、宮城県、長崎県、鹿児島県、高知県などの東北や西日本でも獲る地域が広まりました。
南半球からの輸入も増えました。
それからは、関東以外の各地でも利用が広まったとのことです。
かなりおいしいことも関係してますよね!
キンメダイは、魚そのものが美味なこともあり、通年入荷でもたいていはおいしいです。
しかし、脂のノリの当たり外れは大きいらしいです。
ぜひ「当たり」に出会いたいものですね。
冬の12月から2月が脂がのっておいしく、旬である、とされています。
キンメダイのおいしい食べ方は?
●煮付け
キンメダイと言えば「煮付け」と連想する人が多いと思います。
私もそうです。
キンメダイは頭でっかちな魚で、目玉が大きいこともあり、頭部にもかなり食べるところがあります。
なので、頭を「アラ」として安く売っているところがもしあれば、とてもお得だと思います。
しょうゆ・砂糖・みりん・酒・水を沸騰させ、切り身を入れ、ホイルやリードペーパーなどをかぶせて煮詰めます。
甘辛く煮付けたキンメダイは確実においしいです!
この魚は、煮付け、汁物、鍋物など、水分を多用した料理法ととても相性がいいです。
●しゃぶしゃぶなど
すき焼き風や寄せ鍋、しゃぶしゃぶもおすすめです。
しゃぶしゃぶでは、甘みのある身をポン酢しょうゆでいただくとかなりの幸福感です。
●卵は甘辛く煮付けておいしい!
産卵期(春から初夏)にキンメダイのお腹の中にあった卵です。
色があざやかなオレンジです。
身と同じように甘辛く煮付けてみました。
さすが味の良いキンメダイの卵、とてもおいしかったです。
●アラ汁
アラが手に入ったら、煮付けの他にはアラ汁も最高でしょう。
●焼き魚やムニエル 、蒸し物、揚げ物。
焼き魚やムニエルもおすすめです。
焼いてもあまり固くなりません。
蒸し物、天ぷらにしてもおいしいでしょうね。
身はほんのりピンク色ですが、種類としては「白身魚」になります。
骨も比較的少ない魚ですから、料理しやすいし、食べやすい魚です。
(こういうところも「高級魚」となってしまうゆえんだと思います…。)
●刺し身もおすすめ!!
そしてもうひとつおすすめは「キンメダイの刺身」そして「キンメダイの握り寿司」です。
1~2回ほど食べたことがありますが、これは本当においしくて大好きです。
刺し身のサクでもキンメダイの銀はあざやかなピンクです。
そして身もなんとなくピンク色なのです。
やわらかくしっとりとした身質、当たり外れはありますが上品な脂、旨みも最高です。
見た目の色の美しさといい、味と食感といい、刺し身でも目も舌も楽しめる魚です。
●干物や漬魚は贈答品としても使える!!
他には干物が確実においしいです。
お中元やお歳暮、なにかのお礼などの贈答品にもピッタリです。
西京漬けなど、漬魚も高級品です。
贈答品用の高級なものでなくても、小さな干物なら比較的安価に買えます。
金目鯛をふだんのおかずにするのも夢ではありません(^^)/。
これだけ加工された商品があふれているのを見ると、ほんとうに大人気の魚なんだなと思います。
さいごに
今回は、大人気の「キンメダイ」(金目鯛)についてお伝えしました。
言わずとしれた高級魚です。
自分で食べるのももちろんいいですが、「金目鯛=高級」というので有名ですから、
干物や漬魚を贈答品にするのもいいと思います。
確実に喜ばれるからです。
贈答品、何にしよう…と悩んでいる方は、この魚も候補に挙げていいと思いますよ(^^)/。
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