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小さくてかわいいレンコダイ(連子鯛)!旬はいつ?刺身や酢じめでおいしい!!(キダイ)
お正月のごちそうに、「小鯛の笹漬け」というものがあります。
綺麗な皮目の鯛が、小さな桶にていねいに並べて詰められてある様子は、しばらく見とれてしまうほどです。
この料理に使われているのがレンコダイ(連子鯛)です。
今回は「レンコダイ」(キダイ)についてお伝えします。
レンコダイは小さくて彩りもキレイな魚!標準和名は「キダイ」!
レンコダイは、タイ科キダイ属です。
標準和名は「キダイ」です。
なんだかかわいらしい、愛嬌のある顔立ちの魚です。
口元をはじめ、体のあちこちにうっすらと黄色の部分があるのが特徴です。
この黄色の部分から、「キダイ」と名付けられました。
ピンクや朱色の部分もまざり、キレイな見た目の魚だと思います。
通名の「レンコダイ」は「連子鯛」と書きます。
群れを作って泳いでいるので、延縄(はえなわ)漁で捕まった時に、連なって揚がってくる様子から名付けられました。
(連凧みたいに揚がってくるんでしょうか。)
全体的に赤っぽい魚ではあるのですが、この黄色い部分と、銀色のメタリックな感じの光り方で、マダイやチダイとは違う魚だとわかります。
また、顔面の形に特徴があります。
レンコダイはマダイほど大きくはならない!性転換するお魚!!
マダイほど大きくはなりません。
平均は20センチから30センチくらい、大きくて40センチまでです。
価格も、マダイのように高くはならないです。
レンコダイは性転換していく魚です。
若い間はメスです。
生まれて5年以上経つと、一部のメスがオスに性転換します。
ゆえに、大型のレンコダイにはオスが多いです。
レンコダイは主に西日本で獲れ、消費される魚!
レンコダイは、比較的暖かい海に棲息しています。
東日本ではあまりみかけない、消費も少ない魚です。
関西より西のほうで出回っています。
関東にはなかなか入荷してこないので、もし見つけたら、その時がチャンスです(^^)/。
レンコダイの主な産地は?旬はいつ?
レンコダイの主な産地は、長崎県や山口県、島根県です。
日本海側も、太平洋側も、西のほうにいます。
旬は、夏です。
通年出回り、おいしいものにも出会えるのですが、夏がいちばんおいしいとのことです。
レンコダイ(キダイ)のおいしい食べ方は?
まず、レンコダイの小さいものはメーカーにて酢じめ製品や練り物になります。
お正月のごちそうでもある「小鯛の笹漬け」の材料の魚は、このレンコダイ(キダイ)です。
これはかなりおいしくて、思いっきり何枚も食べたい(^o^;)と思ってしまう1品です。
自分でも、酢じめを作って食べるとかなりおいしいと思います!
小さくて、味も良く扱いやすい魚です。
塩焼きや唐揚げ、天ぷらにも良いです。
煮付けもOKです。
鍋物にしたり、アラは潮汁やアラ汁にするといい出汁が出ます。
あとは、やはり刺身がおいしいです。
3枚おろしにして皮をむくと、かなり小さくなってしまいますが、脂がのっていることがわかります。
そぎ切りにして面積を広くすれば見栄えもいいのでしょうが、私はゴロッとしたのを食べたくて厚めに切りました。
身質はねっとりとしており、やわらかいです。
とても甘いです。
脂がのっていました。
甘み、旨みが強く、かなりおいしいです。
酢じめや笹漬けの材料になる魚ですから、きっと寿司でもおいしいのでしょうね。
いつか食べてみたいです!
さいごに
今回は「レンコダイ(標準和名:キダイ)」についてお伝えしました。
小さめの魚ですが、味は良く、かなりおいしい魚です。
干物も出回っています。おいしいですよ(^^)。
もし見かけたらぜひ食べてみてください(^^)/。
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