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ハタハタの旬はいつ?おいしい食べ方は?初めてならとりあえず塩焼きで!
「ハタハタ」という魚は、東京や西日本の人にはあまり馴染みのない魚です。
でもこの魚を食べて、この魚を好きになる人も多いんですよ。
今回はハタハタに慣れて居ない人向けに、「ハタハタ」についてお伝えします。
ハタハタの主な産地は?
東京や神奈川など関東では、ハタハタは生でも入荷してきます。
大きさもさまざまで、寒くなるにつれ、大きいものが入ってくるようです。
小さいものなら、1匹数十円で売られているのも目撃しました。
30センチくらいまで大きくなるそうですが、20センチくらいだと1匹300円ほどの値段でした。
(もちろん魚なので値段は変動があります。)
ハタハタは、北国の魚、のイメージがあります。
これはドリフターズのコントでよく「秋田音頭」の歌詞が出ていたから、というのもあります。
志村けんさんがよく「♫秋田名物八森ハタハタ♪」と言っており、四国に居た私は「ハタハタなんて見たこと無いなあ」と思っていつも見ていました。
ハタハタの現在の主な産地は、
日本海沿岸/オホーツク海沿岸/根室海峡/太平洋沿岸釧路/日高及び噴火湾
とのことですので、やはり北国に多い魚だと思います。
秋田で名物であることは全国的に有名ですよね。
しかし、兵庫県の日本海側での漁獲量がかなり多いんですよ。
秋田県で深刻に獲れない時期があり、その後15センチ以下のものは漁獲しないことになりました。
ハタハタの旬はいつ?獲れる地域によって違う!!
ハタハタのお腹にある卵は「ぶりこ」と呼ばれ、秋田など地元では珍重されています。
この「ぶりこ」がお腹にある時期は11月末から1月にかけてです。
なので、秋田県での、ハタハタの旬は晩秋から冬にかけてになります。
日本海側である、鳥取県などでは、旬がぜんぜん違う時期になります。
山陰地方での、ハタハタの漁獲の時期は9月から次の年の5月までです。
ここのハタハタは産卵はしない魚群になり、そのぶん身に脂がのります。
3月から5月が特においしくなります。
山陰地方では、春が、ハタハタのおいしい時期なんですね。
関東では、生のハタハタは、秋口から冬にかけて入ってきて、「ぶりこ」があるものもあるので、おそらく東北から来ているのではないかと思います。
特に私がこれまでに買ったものはそうだと思います。
山陰地方のメーカーの、ハタハタの干物を買って食べたことがあります。
これは、おそらくその地域で「シロハタ」と呼ばれる、抱卵しない群のハタハタを干物にしたんだと思います。
★関連:「ハタハタ」の干物が食べやすくておいしい!あまり食べたことのない人におすすめ!
東北から来た旬のハタハタは、メインは「ぶりこ」なのでしょうが、
大きければ大きいほど、やはり身も多くなりますから食べやすいと思います。
ハタハタのおいしい食べ方は?まずは超簡単な塩焼きがおいしい!!
ハタハタを初めて食べる場合は、私は「塩焼き」がいいと思います。
エラとワタを取ったハタハタに、全体に塩を振って焼くだけです。
魚焼きグリルで様子を見ながら、ひっくり返しながら焼きました。
身離れがよく、ポロポロと小さくなることはなく、食べやすい魚です。
味も上品でいいお味です。
身にはクセがありません。
身はホクホクとした感じです。
まずは塩焼きがおいしいし、カンタンだし、ここからハタハタに慣れていくといいと思います。
他には、3枚におろした身を「酢じめ」するのがおいしそうです。
しかし、アニサキスなどの寄生虫が、私は怖いので、これを作ったら48時間冷凍してから食べようと思いました。
酒・みりん・しょうゆを同じ割合でブレンドしたつけタレに一晩くらい漬けて焼く「幽庵焼き」、
甘辛い味付けの「煮付け」もおいしいです。
いい出汁が出る魚なので、煮汁がおいしくなります。ゴボウと一緒に煮るのもいいかもしれません。
もちろん鍋物にもいいですよね。
また、ハタハタは味噌が合います。
味噌・砂糖・煮切り酒をよくあわせたものをハタハタに塗り、焼きあげる「味噌焼き」もおすすめです。
身に細かい骨もあまりなく、臭みもクセも無い白身魚なので、かなり扱いやすい魚だと思います。
フライパンで焼くのも可能です。
さいごに
今回は「ハタハタ」についてお伝えしました。
慣れてない方でも、気軽に食べていただければと思います。
まずはシンプルに「塩焼き」がおすすめです。
もし生のハタハタが売られていたらぜひ試してみてください(^^)/。
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