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【魚】クロダイ(黒鯛)はどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(チヌ)
(2022年5月8日更新)
今回は「クロダイ」(チヌ)についてお伝えします。
クロダイは、その名の通り、黒っぽい鯛です。
マダイより比較的安くておいしい魚なんですよ。
地方によっては「チヌ」と呼ばれており、この呼び方も有名です。
値段の割にとてもおいしいのでおすすめの魚です(^^)/。
クロダイでは関西から西では「チヌ」とも呼ばれている魚!!
クロダイは「黒鯛」と書きます。
その名の通り、黒い鯛です。
スズキ目スズキ亜目タイ科クロダイ属の魚です。
「~タイ」と名付けられていてもタイの仲間ではない魚が多い中、
これはれっきとしたタイの仲間になります。
標準和名は「クロダイ」ですが、西日本、特に関西や四国では「チヌ」と呼ばれることが多いです。
この呼び方はけっこう有名で、東京でも通じることがあります。
昔、大阪湾は「茅渟の海」(ちぬのうみ)と呼ばれていました。
クロダイはそこでたくさん穫れる、「チヌの海」を代表する魚でした。
そこで「チヌ」と呼ばれるようになったと言われています。
「チヌ」の名付けの由来のように、西日本や瀬戸内海で特に食べられている魚です。
東日本よりも西日本でさかんに利用されています。
また釣りのターゲットにもなっています。
淡水にも居ることが可能で、川を登ることがあり、「川鯛(カワダイ)」と呼ばれることもあります。
雑食性で、スイカすら食べるので、「スイカで黒鯛を釣る」などということが可能らしいです。
50センチくらいまで成長します。
しっかりとした黒色から、銀色の強い黒色まで、棲んでいるところなどによって微妙に色が違うようです。
お魚クイズ❗
Sorariくんからの出題です❗@Sorari90458326
このお魚なーんだ?? pic.twitter.com/5w5JX6Wo16
— へんな魚おじさん (@_Sakana_Ojisan) December 15, 2020
若魚だと、横縞(人間から見ると縦縞とも言える)が目立ち、大きくなるとそれが薄れてきます。
クロダイ(チヌ)の主な産地は?
クロダイは、北海道南部から日本列島各地に生息しています。(奄美大島以南にはいません。)
漁獲の多い地域(主な産地)は、広島県や愛媛県の瀬戸内海、兵庫県(大阪湾)や愛知県です。
上の項でもお伝えした通り、圧倒的に西日本で消費されているようです。
しかし、近年はたくさん穫れるみたいで、価格も安く、関東でもお店でよく見かける魚です。
養殖もしているところがあるそうです。
数が多いことと、色の関係もあるのか、マダイより価格が安いです。
マダイとクロダイは、形も味も似ているように思います。
「白鳥の湖」の白鳥がマダイなら、黒鳥はクロダイだな、なんていつも思います(^^)。
クロダイを不祝儀(お葬式など)のお供えに使う地域があります。
マダイを祝儀や神事に使うのとやはり真逆になっています。
クロダイの旬はいつ?
クロダイの旬は、秋から春です。
特に、晩秋から冬の間によく見かけますし、おいしいです。
しかし、年間を通じて流通はあります。
クロダイのおいしい食べ方は?
クロダイは、マダイと同じく、刺身がおいしいです。
旬ですと、サクにすると血合いの色もよく、身も詰まっている感じがして、見るからに美味しそうだと思います。
お好みの厚さで、どんなふうに切ってもおいしいのではないかと思います。
マダイと遜色のないおいしさです。
万人受けする味だと思います。
甘みがあり、弾力のある食感です。
旨みもあり、おいしいです。
手間をかけられるならば、昆布締めもおいしいと思います。
クロダイは、加熱してもあまり固くならず、パサパサになったりしません。
また皮と身の間にも旨みがあり、皮目をパリッと焼き上げるような料理がおいしいと思います。
塩焼き、バター焼き、片栗粉を漬けて揚げて調味する「あんかけ」もおいしいですよ。
アラはマダイと同じく、いい出汁が出ます。
味噌汁や潮汁にしましょう。
ご飯に炊き込んでもおいしいらしいです。
皮の色目が気になるかもですが、皮を引いてカットして炊き込むといいのかもしれません。
クロダイの卵は美味しいのか?
クロダイの卵を食べてみたことがあります。
鮮度が良かったのでチャレンジしました。
甘辛く煮付けました。
魚の煮付けと同じ味付です。
たまたまいいのに当たったということもあるかもしれませんが、非常においしかったです。
好みが分かれるものですので、強くはおすすめしませんm(_ _)m。
鮮度や状態が良ければ甘辛く煮付けて食べてみてください(^^)/。
さいごに
今回は「クロダイ」(チヌ)についてお伝えしました。
マダイより安く、味はマダイ並においしい魚だと思います。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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