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【柿】富有柿(ふゆうがき)ってどんな柿?旬はいつ?
秋から冬にかけて柿がおいしい時期ですよね。
いろんな種類の柿が存在しています。
今回は歴史のある定番の柿「富有柿(ふゆうがき)」についてお伝えします。
富有柿(ふゆうがき)ってどんな柿?
富有柿(ふゆうがき)は、国内でいちばん生産量が多いとされる、柿類を代表する柿です。
(富有柿と次郎柿が柿を代表すると言われています。)
完全甘柿(赤くなると自然に甘くなる柿)です。
なので「渋抜き」の必要性はありません。
発祥の地は岐阜県で、19世紀後半から作られています。
果実の形は、丸に近い四角になっています。
しかし、産地により、微妙に形が色が違ってきます。
私が購入した、奈良の王隠堂の柿は、上の写真のように、どちらかというと丸っこいです。
富有柿の旬はいつ?主な産地は?
富有柿は、主に西日本で多く作られています。
最も多いのは奈良県です。次は福岡県、3番目は発祥の地の岐阜県です。
この3県で、全国の生産量の半分以上を作っています。
収穫される時期は、10月下旬から12月中旬ごろまでです。
よく消費される柿だからか、冷蔵貯蔵され、12月から2月まで出荷されていることもあります。
おいしい食べごろの旬は、10月下旬から12月いっぱいと言えます。
この時期は多くの柿が出回り、人々も柿を最も食べたくなる時期だと思います。
富有柿は果肉のやわらかい、食べやすい柿!!
富有柿の果肉は、中身がしっかり詰まっています。
「緻密」な柿といえます。
熟してくると、とろけるような柔らかさになります。
甘みがしっかりとあり、果汁が多く、ジューシーな柿です。
あまり柔らかくなく、上品な甘さを求めるなら、早めに食べて、
熟して柔らかい濃厚な味を楽しみたいなら、時間を置いて熟させてから食べるといいと思います。
ちなみに、柿界を代表するもうひとつの柿「次郎柿」は、果肉は固めで歯ごたえがあります。
私は固めで、あまり熟してないほうが好きなので、富有柿を買ったらできるだけ早く食べるようにしています。
さいごに
今回は国内で柿類を代表する柿、「富有柿」(ふゆうがき)についてお伝えしました。
食べやすく、おいしい柿ですし、渋抜きとか面倒なことを考えなくていい、扱いやすい柿です。
贈答品にもピッタリですよね。
柿をまだ食べたことの無い方は、ぜひ富有柿から入ってみてください(^^)/。
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