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マダイ(真鯛)の旬はいつ?主な産地は?おいしい食べ方は?
マダイ(真鯛)は多くの人が知っている、ポピュラーな魚のひとつだと思います。
今回は「マダイ」についてお伝えします。
マダイ(真鯛)はどんな魚?
あまり魚のことを知らなくても、タイならわかるという人は圧倒的に多いでしょう。
タイは魚の王様だと思います。
「腐っても鯛」
「エビで鯛を釣る」
など、今でも人々の間に浸透していることわざにも、タイが使われています。
この鯛は「マダイ(真鯛)」と呼ばれます。
〇〇鯛と名のつく魚が多いですが、それを代表する魚です。
〇〇ダイという魚は、200種を超えると言われ、かなり多いです。
しかし、マダイ属・クロダイ属・チダイ属・ヘダイ属・キダイ属の魚以外は、マダイの仲間ではありません。
見た目の印象から「〇〇タイ」と名付けられていることが多いです。
(私の聞いたところによると、「タイ」と付けたほうが売れるから、ということも関係するらしいです。)
スズキ目スズキ亜目タイ科マダイ亜科マダイ属の魚です。
タイは、古くから珍重される高級魚です。
日本人には親しみのかなり深い魚です。
神事に使う魚でもありますから、やはり他の魚とは存在感が違います。
寿命は20年から40年という長さです。
体長は1mにまでなります。
しかし、大きすぎても安くなってしまいます。
35センチから40センチくらいがいちばん高値で取引されるそうです。
手のひらサイズの小さい鯛も、江戸前寿司では「光り物」として扱われます。
「春日子」(カスゴ)と呼ばれます。
この魚は体格や色の美しさもさることながら、目の上のアイシャドウのようなブルーの筋もキレイです。
尾ビレに黒い縁取りがすっとさりげなく入っているのもおしゃれです。
本当に見た目も味もカンペキな魚だなあと思います。
マダイ(真鯛)の生息地や主な産地は?
マダイそのものは、北海道沿岸から九州南岸まで広く生息しています。
日本列島全域に生息しています。
そのため、桜のように旬が北上し、結局は通年どこかしらで水揚げがあるような感じです。
【マダイ】一般に春が旬ですが、秋にも旬があるといわれ、「紅葉鯛」の呼び名があります。写真は兵庫県淡路島産。淡路島の北、明石鯛で有名な明石海峡付近では9~12月のマダイが越冬のために脂を蓄え珍重されます。しかし、南にある鳴門鯛で有名な鳴門海峡付近はやはり春が旬だという。さて、どっち? pic.twitter.com/Ugrh09Mkuv
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) November 17, 2020
上のツイートのように、ブランドになっている鯛もあります。
明石海峡の鯛は全国的に有名ですよね。
生息地は日本全国ですし、各地で水揚げがありますが、
主な産地は長崎県、福岡県、愛媛県の3県が圧倒的です。
九州や西日本での漁獲が多いです。
マダイは需要がありますから、養殖もさかんです。
今では、養殖ものが8割、天然ものが2割だそうです。
他に、輸入物も存在しています。
養殖がさかんな県は、愛媛県が圧倒的で、次に熊本県などです。
マダイの旬はいつ?
マダイは、おいしいものは通年入荷しますが、一般的には秋から春と言われています。
産卵期直前の桜の季節の「桜鯛」は、桜と鯛の組み合わせの言葉の美しさもあり、有名です。
(マダイの旬については、地域差もあるようです。)
マダイのおいしい食べ方は?
マダイのおいしい食べ方は多数あります。
代表的なものは、やはり刺身、塩焼でしょう。
煮付けでもおいしいです。
昆布締め、鯛飯、鯛の丸焼き…などなど、豪勢なメニューが多いですよね。
鯛茶漬けなども、飲食店では人気があります。
そういえば「タイの尾頭付き」などは、ごちそうを代表するものでした。
私は個人的には刺身以外なら「潮汁」が好きです。
タイのアラは、一般のスーパーでも売っていることが多いですから、これですまし汁を作って食べるのが安くておいしいです。
味噌を入れて味噌汁にするのもおすすめです。
さいごに
今回は、「マダイ(真鯛)」についてお伝えしました。
日本人にとって、なくてはならない魚のひとつだと思います。
タイは20センチから30センチくらいのものなら、比較的さばきやすい魚だと思います。
腹骨がちょっと固いですが、動画がいくつかありますので、参考にしてさばいてみるのもおすすめです(^^)/。
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