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【魚】ツムブリはどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年11月11日更新)
今回は「ツムブリ」についてお伝えします。
この魚は、一見ブリにとても似ているのです。
しかし、ブリよりはアジに近い、アジの仲間になります。
大きいものや旬のものですとかなりおいしくて、コスパが非常に良い魚となります。
おいしい時期にぜひ食べてみてください(^^)/。
ツムブリはどんな魚?
ツムブリは、スリムな体型の魚です。
「ブリ」と名前に付くように、一見「ブリなのかな?」と思う見た目を確かにしています。
しかし、ブリに似てるけどなんか違うかも…とも思うはずです。
ツムブリは、スズキ目スズキ亜目アジ科ツムブリ属の魚です。
ブリもアジ科の魚ではありますが、ブリと同じとは言えない身質や食感、味です。
これを「ブリの仲間」と言って販売することはとてもできないと思います。
ブリよりもアジのほうに近いでしょう。
体格やヒレの様子から、ブリとは違う魚だとわかります。
また、体の色や筋が違っています。
ツムブリの「ツム」は、織物で使われる道具(「紡(つむ)」)の形に似ていることから付けられています。
「紡錘形」なんて言葉がありますが、まさにツムブリも紡錘形ですね。
1mくらいまで大きくなる魚です。
頭がシュッとして小さいですね。
ツムブリの生息地や主な産地は?
ツムブリは、世界中の暖かい海域に生息しています。
日本国内では、青森以南にいますが、南に行くほど大きくなり、鹿児島産のツムブリはかなり大きいです。
そして、大きいほどおいしいと言われています。
日本国内の主な産地は、鹿児島県や宮崎県の南日本、和歌山県や三重県です。
関東にはあまり流通せず、入荷したとしてもかなり安くなってしまいます。
しかし、だんだん増えてきてもいて、価格も上がっているようです。
この魚は大きいものはとてもおいしいので、もっと広まれば確実に値が上がる魚だと思います。
逆にお手頃価格なうちに食べてみるのをおすすめします(^^)/。
ツムブリの旬はいつ?旬の時期にかなり美味くなる魚!!
ツムブリは、漁獲があり流通があれば、買うことはできる魚です。
おいしいとされる旬は、秋から冬です。
大きいものは、この時期でなくても脂が乗っていますが、寒い時期はさらに脂が乗るそうですよ。
ツムブリは、旬の時期に特においしい魚です。
ぜひ旬の脂の乗った時期に食べてみるのをおすすめします(^^)/。
ツムブリのおすすめの食べ方は?
ツムブリは、刺身がかなりおいしいです。
大きい個体だったり、秋口から真冬の旬の時期のツムブリは、びっくりするくらい脂が乗っていて、非常においしいです。
価格はそんなに高くなりません。
旬の時期のツムブリをぜひ食べてみてほしいです。
こんなに安くてうまい魚はなかなか無いと思います(^^)/。
そんなに脂が乗ってない時は、マグロとはまた違った、アカサバ(ハチビキ)やオニアジに近いような赤色の身をしています。
これが、関東では敬遠されていた理由ではないかと個人的には思います。
しかし赤っぽい身も、生で食べてみるととてもおいしいです。
甘みと旨みがあります。
たしかにアジの仲間だな、とわかる風味もします。
ねっとりとした食感で、とてもいいお味です。
個人的に大ファンになってしまいましたので、ぜひ今後も食べたいと思っています(^^)。
焼くのもおいしいです。
切り身にするとこんな感じです。
ほんとに身が赤いですね。
私は、酒・みりん・しょうゆを同じ割合で混ぜた液に、一晩漬けて焼く「幽庵焼き」にしました。
一口大に切ったツムブリの身を、上記の液にひとばん漬け、フライパンで焼きました。
ちょっと焦がしてしまったものの、身質は若干固いと感じましたが、味が良かったです。
「漬魚」にも向いている魚だと思いました。
同様に、照り焼き、塩焼きもおいしいと思います。
煮付けてもおいしいです。
アラからはいい出汁が出ますので、もし手に入ったら、アラ汁や潮汁で食べてください。
さいごに
今回は、「ツムブリ」についてお伝えしました。
味がよく、大型だと脂ものっていて、かなりおいしい魚です。
旬のものですと、飛び上がるくらいおいしいので、非常におすすめです。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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