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【魚】マダラ(真鱈)はどんな魚?旬はいつ?タラのおいしい食べ方は?
(2021年1月24日更新)
タラという魚は、海外でもよく使われている魚です。
日本国内でも、中世から使われているそうですよ。
今回は「マダラ」(真鱈)についてお伝えします。
マダラ(真鱈)はどんな魚?
(※上の写真のマダラはお腹がパンパンで、白子が見えてしまっています)
マダラ(真鱈)はタラ目タラ科マダラ属の魚です。
大きいものだと1mを超えます。
タラといえば、サケとならんで「北国の魚」というイメージが強いです。
日本海では山口県から北、太平洋側では茨城県以北に生息する魚です。
韓国やヨーロッパでもよく利用されています。
日本にはアメリカからの輸入ものが多く入ってきています。
日本国内では中世から食べられていますので、付き合いは長い魚ですね。
タラは大食漢です。
「たらふく食べる」という言葉の漢字を「鱈腹」と書くのも、このタラの捕食の様子から来ています。
大きいものほどおいしいので高くなり、白子が珍重されるので、オスのほうが高値がつきます。
マダラの主な産地は?(日本国内)
マダラは、日本海では山口県から北、太平洋側では茨城県以北に分布します。
温かい海域にはいないようです。
タラは、寒い地域に、寒い時期にとれる魚です。
主な産地は北海道、青森県、宮城県、岩手県、新潟県、秋田県などです。
アメリカからの輸入も多いです。
マダラの旬はいつ?
産卵期を避けたほうがいい魚が多いなかで、タラはあえてオスもメスも「子」を抱えた産卵期が旬とされる魚です。
これはタラの白子がかなりおいしく、珍重されるからでもあります。
マダラの旬は、産卵期と重なる冬なのです。
寒くなるほどおいしくなるそうですよ。
マダラのおいしい食べ方は?真子(たまご)もおいしい!!
(※上の写真のマダラは活け締めで首が折れています)
マダラは、やはり切り身をつかった「鍋物」がおいしいです。
寄せ鍋にタラの切り身も入れて、ポン酢しょうゆで食べるのはおいしいです。
日本では白子が珍重され、真子(たまご)は白子ほどではありません。
しかし、塩焼きや煮付けにするとおいしいのでおすすめです。
身がパサパサになったり固くなったりしません。
この特長からか、イギリスでは「フィッシュアンドチップス」の材料になっており、よく食べられています。
Bacalao al pil pil by にゃんころはっしー
スペイン・バスク地方の伝統料理「ピルピル」は有名です。
タラをオリーブオイル多めのフライパンで焼くと出る「ピルピル」という音がそのまま料理名になっています。
上の海外の2種の料理のように、フライや、焼く料理に使うのが、鍋物以外では使いやすいと思います。
フリッターもすごくおいしいですよ。
他に、タラにはかなり多くの料理法や食べ方が各地に存在しています。
新鮮なものが手に入る岩手県の一部では、刺身でも食べるそうですよ。
さいごに
今回は「マダラ」(真鱈)についてお伝えしました。
見た目からはあまり想像のできない、真っ白で淡白な、クセのない味の、料理しやすいお魚です。
【マダラ】冬の魚の代表。「鱈」の字は身が雪のように白いことから。「鱈腹(たらふく)食う」という言葉通り、何でも食べる大食漢として有名。低脂肪で低カロリー。淡泊な味わいは和洋中と様々な料理に向きます。写真は青森県産、奥がオスで手前がメス。大きな白子を持つオスが高値で取引されます。 pic.twitter.com/uKvXZTrJqx
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) December 10, 2020
あまり食べたことのない方は、まずは鍋物がおすすめですよ(^^)/。
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