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【魚】ヒラスズキ(平鱸)はとてもおいしい魚!主な産地や旬はいつ?
スズキに似た魚で「ヒラスズキ(平鱸)」というのがいます。
昔はスズキと一緒にされて、同じものと思われていた魚です。
今回は「ヒラスズキ」についてお伝えします。
「ヒラスズキ」はどんな魚?
昔は「スズキ」と同じ魚とされ、いっしょくたに扱われていたそうです。
今でも、「これヒラスズキじゃないか…」と思われる魚が「スズキ」という表示で売られているのを目撃したことがあります。
上の動画はスズキです。
ヒラスズキは、スズキと比べ、目の上あたりがペコン、と凹んでるような、顔のあたりがいきなりシュッとすぼんでいるようなところが、スズキとは違うと思います。
また、体高が高いです。
尾ビレの切れ目も違っています。
体の色も、スズキより黒みがかっています。
そして生息域も、スズキよりやや暖かな海域にいます。
スズキより外洋に面したあたりを泳いでいるようです。
スズキもなかなかいいお値段の魚ですが、ヒラスズキのほうが高級魚になり、一般のスーパーにはあまり出回りません。
味の良い魚とされており、料理屋さんなどで見かけたら、ぜひ食べてみるのをおすすめします。
ヒラスズキの旬やおもな産地は?
スズキの旬は夏ですが、
ヒラスズキの旬は、晩秋から冬です。
ここが、スズキとヒラスズキを見分けるポイントのうちのひとつになると思います。
顔つきや体の色、体高、尾ビレの形、そして入荷(入手)できた時期です。
【スズキ】夏の白身の代表格。成長とともに名前が変わる出世魚で、江戸前ではセイゴ、フッコ、スズキと呼ばれます。日本人とは馴染みが深い魚で、「古事記」にも登場します。写真は千葉県片貝(九十九里町)産。「洗い」が有名ですが、刺身や焼き物、蒸し物や椀種、洋食にも使われ、その用途は幅広い。 pic.twitter.com/52NfCYSb4M
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) July 28, 2020
↑豊洲市場さんも「夏の白身の代表格」と、スズキを呼んでいます。
【ヒラスズキ】スズキの仲間。体色や顔つきが似ているものの、体高が高く平たいことで、スズキとは明らかに違うことが分かります。尾びれの後縁の切れ込みが、スズキやタイリクスズキに比べて浅いことも特徴。刺身や塩焼きのほか、しゃぶしゃぶやスープなどにも。味はスズキより濃厚との声もあります。 pic.twitter.com/gB95Rafqny
— ザ・豊洲市場【公式】 (@toyosu_shijou) January 7, 2021
何回か見比べていると、慣れてきて、違いがわかってきますね。
ヒラスズキの主な産地は、紀伊半島や、高知県、長崎県です。
太平洋側の、南のほうで獲れるイメージです。
ヒラスズキのおいしい食べ方は?
ヒラスズキは、スズキよりもクセがないので、刺身には最適です。
白身の刺身が好きな方にはオススメです。
機会があればぜひ食べてみてください。
加熱して食べるなら、塩焼きとかよりは、ポワレ、ワイン蒸し、アクアパッツァ、ピカタなど、洋風かつ油を使った料理のほうが向いている、と個人的に思います。
ここは、スズキと同じだなと思います。
私は安い「アラ」を入手して、アクアパッツァ風にして食べました。
野菜はなんとなくパプリカにしてみました。
ハーブソルトをまぶし、多めのオリーブオイルで焼き、野菜を加えて白ワインをふりかけてフタをして蒸して仕上げました。
見た目はあまり良くないですが、家族だけの晩ごはんならこれでもいいかと思いました。
味もめちゃくちゃ良いこともあり、かなりおいしい大満足のものになりました。
特に頭の部分の身はけっこうついていておいしかったですよ(^^)/。
食べられそうなところを探しながら食べるのが、アラの部分を料理した時の醍醐味です。
おいしい所がけっこうあるので、宝探しみたいで楽しいです。
さいごに
今回は「ヒラスズキ(平鱸)」についてお伝えしました。
夏に多く出回るスズキとはまた違う魚であり、主に晩秋から冬に出回る魚です。
私は、顔の部分の形にいちばん特徴が出ていると思っています。
釣りのターゲットとしてかなり人気です。
とてもおいしい白身魚です。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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