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【珍味】「スケコ(助子)」は何の魚の卵?食べられる時期やおいしい食べ方は?(スケトウダラ/スケソウダラ)
(2021年10月13日・12月19日更新)
秋も深まってくると「スケコ(助子)」という魚卵をお店で見かけるようになります。
「助子」は何の魚の卵なんでしょうか。
どうやって食べるのでしょうか?
今回は「スケコ(助子)」についてお伝えします。
スケコはスケトウダラ(スケソウダラ)の卵!!
「スケコ」はスケソウダラの卵のことです。
スケソウダラは「スケトウダラ」という標準和名なのですが、「スケソウダラ」と呼ぶことのほうが多いと思います。
旬が冬の魚です。
一般には切り身などで販売されています。
多くは、すり身に使われて、ちくわやかまぼこに加工されています。
スケコも加工品が多いです。
現在最も有名なのは「辛子明太子」でしょう。
「たらこ」もスケソウダラの卵巣です。
辛子明太子は、おもに福岡で消費されていましたが、1980年代に全国的に広まった食品です。
スケソウダラの産卵期は12月から5月です。
特に年末から2~3月くらいまで、このオレンジ色の、スケソウダラの卵が出回ります。
「スケコ(助子)」と名前がついて販売されています。
産地は北海道のものをよく見かけます。
スケソウダラの卵「スケコ」のおいしい食べ方は?
加工を何もしていない、生のスケソウダラの卵巣が「スケコ(助子)」です。
どのように食べればいいのでしょうか。
まず、タラコや明太子のように見えるからと言って、生食はいけません。
スケコは「生たらこ」という名前で販売されていることもあるようですが、
こういう場合は「加熱用」とか書いてくれていると思います。
お店の人に聞くか商品の表示を詳しく確認しましょう。
スケソウダラから取れたばかりのスケコ(生たらこ)は、基本生では食べられません。
かならず加熱して食べましょう。
関東では、甘辛く煮て食べる人が多いです。
ある程度煮てから、火を止め、冷ます過程で味が染み込むので、冷ましてから食べるとおいしいですよ。
私は、しっかり煮ないで、5分くらい煮てから火を止め、ホイルをかぶせて予熱調理し、しばらくおいて冷ます段階で味を染み込ませます。
中がしっとりとして、味わいがあり、クセもあまりなくておいしいです。
その日のうちに食べない場合は、容器に入れて冷蔵庫にしまい、次の日くらいまでに食べてしまいましょう。
他には、タラコスパゲティを作るときと同じように作って、パスタに使用したりもおすすめです。
甘みがあってとてもおいしい魚卵ですので、気軽に使ってみてください(^^)/。
さいごに
今回は「スケコ(助子、生たらこ)」についてお伝えしました。
冬の寒い時期に手に入る、甘辛く煮たり、パスタにするとおいしい魚卵です。
あまりクセはないし、食感もいいです。
難しく考えずに気軽に料理してみるのをおすすめします。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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