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【魚】本マス(サクラマス)はどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年4月9日・2022年5月13日更新)
サケと同じ色合いの切り身に、「本マス」とか「サクラマス」という表示がされているのを見たことがないでしょうか。
鮭とは違う魚なのですが、鮭と同様、ソテーやムニエルでおいしい魚なんですよ。
今回は「本マス(サクラマス)」についてお伝えします。
本マス(サクラマス)はどんな魚?
本マスは、標準和名は「サクラマス」といいます。
サクラマス、という表示で売っていることもあります。
「本マス」という呼び方は、流通上で多い呼び方です。
「サクラマス」は、桜の開花前線と重なって獲れる時期が北上するからとか、
身の色が桜色である、というのが語源と言われています。
英語名でも「チェリーサーモン」というらしく、ほぼ同じ意味ですね。
サケ科サケ属の魚であり、サケの仲間です。
上の写真は、「ヤマメ」です(Wikipediaより)。
特に真ん中がいちばん「ヤマメ」らしい姿をしています。
川魚の「ヤマメ」と、この「本マス(サクラマス)」は全く同じ種類の魚なんですよ。
川で一生を過ごすのが「ヤマメ」です。
川から海へ出て、そして再び川に戻ってくるのが「本マス(サクラマス)」なんです。
どちらの道を選ぶかで、姿も形も変わるという、かなり面白い生態です。
本マス(サクラマス)の旬や主な産地は?
本マス(サクラマス)の産地は、北海道が有名です。
漁獲量は、全国の7割を占めます。
旬の時期は、3月から5月です。
春の魚なんですね。
早くて1月下旬から2月上旬に出回り始めます。
この魚を2月上旬に見ると「もう春が来た」と嬉しくなる人も多いです。
本マス(サクラマス)はバター焼きやソテーで!!
本マスは、切り身で売っていることが多いと思います。
サケと比べて、柔らかなデリケートな感じの身質です。
火の通りは早いので、料理しやすいと思います。
やはり、オススメの調理法は、バター焼きやムニエル、ソテー、ポワレ、フライなど、
油を使った料理がおいしいです。
フワフワとした食感で、クセはあまりありません。
「程よい」程度の脂がのっています。
なので、逆に「脂が乗ってない魚」とがっかりする人もいるみたいです。
しかし、味は淡白で上品、あっさりしていますし、この上品な淡白なおいしさがいかにも「春を感じさせる」と、好んで食べる人もいます。
春ならではの、繊細なおいしさの魚です。
2日以上冷凍させてからスライスする、「ルイベ」という食べ方で、お刺身でも食べられます。
冷凍させるのは、寄生虫を死なせるためです。
鮮度のいい本マスが手に入ったらやってみてもいいかもしれないですね。
本マス(サクラマス)の卵はおいしい?
本マスには卵が入っていることがあります。
マスの子なので、味そのものはいいのですが、食感はなんとなく好みではありません(^_^;)。
かならず加熱して食べます。
煮付けてみましたが、見た目がなんとも…(^_^;)です。
味そのものはいいです。
さすがマスの子だと思います。
しかし、食感はあまりいいとは思いませんでした。
焼くのも試してみました(フライパンで)が、あまり上手く焼けませんでした。
上手に料理ができなかったこともあって、個人的にはあまり好みでは無いのが正直なところです。
卵の育ち具合でも違ってくると思います。
味はすごくいいので、また機会があれば食べてみようと思います。
さいごに
今回は「本マス(サクラマス)」についてお伝えしました。
ソテーやムニエル、バター焼きでおいしいので、扱いやすい魚だと思います。
味は上品で旨みもあり、おいしいですよ。
ぜひ1度食べてみてください(^^)/。
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