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【野菜】なばな(菜花)の旬はいつ?春の味覚のおいしい野菜!!
(2021年3月19日更新)
春になってきますと、「なばな(菜花)」という野菜が出回ります。
俵のような形で組まれて売られていることも多いです。
束から少し黄色い花が見えていたりすると、春が来たんだなと思います。
季節の変わり目で体調の変化が大きい春に、とてもおいしく感じる野菜なんですよ。
今回はなばな(菜花)についてお伝えします。
なばな(菜花)はどんな野菜?
なばな(菜花)は、「菜の花」のことです。
春先に、黄色いかわいらしい花を咲かせる菜の花です。
アブラナ科アブラナ属の植物です。
アブラナの仲間には、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、チンゲンサイ、キャベツ、小松菜などがあります。
食用の「菜花」として、一般に売られているものは、さまざまなアブラナの品種の総称になります。
早春に、柔らかいアブラナの花芽を食べるため、「なばな」として各種アブラナの花芽が売られています。
要するに、「菜の花」のつぼみと花茎、若葉を「なばな」と称して出荷されている、ということですね。
こちらは小松菜の菜花です。
小松菜らしく、ほろ苦さがやや強めです。
これが白菜となると、苦味もほとんど感じられなかったりするそうですよ。
独特の風味とほろ苦さをもつ「なばな」は、栄養価も高く、体調に変化が出やすい時期にありがたい存在の、春ならではの野菜です。
なばな(菜花)の旬はいつ?
(こちらは茹でた菜花です。)
「なばな(菜花)」の旬は、なんとなくわかると思います。
旬の時期は、早春の2月から3月です。
もっと早く出回るものもありますが、一般的には早春と思っていいでしょう。
なばな(菜花)の多くを生産する地域は?
なばな(菜花)の主な産地は、千葉県の南房総地域、茨城県、香川県・徳島県・高知県などの四国です。
温暖な地域での生産が多いみたいです。
京都ではブランドの菜花が作られており、寒い時期から出回っています。
なばな(菜花)のおいしい食べ方は?
なばな(菜花)は、茹でてから食べるのが一般的です。
生でもいい、と聞いたこともありますが、私は茹でたほうが安心だし食べやすいです。
水1リットルに対し、20gの塩くらいの塩分濃度(2%)で、短時間で茹でます。
30秒から1分くらいです。
冷水で冷ましたほうがいいかもしれないですが、あまり長く水にさらすと、風味と旨みが逃げてしまいますので、気持ち固めに茹でて、冷水で粗熱を取り、あとはしばらく置いて覚ます、というくらいでいいと思います。
ほうれん草や小松菜などと同じように、茹で上げてから、一口大の長さに切っておくと使いやすいです。
おいしい食べ方は、おひたしが定番です。
なばな(菜花)は、春の野菜らしい、独特の風味と苦味が持ち味で、それを味わうことが目的、と言えるくらいですので、はじめは何もつけないでなばなをよく味わうのもおすすめです。
味噌汁の具にもいいです。季節の食材の味噌汁になりますので、季節感も感じられていいですよね。
油/脂との相性がいい食材です。
なので、肉やベーコンなどと炒めものにしてもおいしいです。
「なばな」のみの、ごま油で炒める「青菜炒め」もかなりおいしいと思います。
他には、同じ時期に旬になるあさりと一緒に調理するのもおすすめです。
アサリとなばなの酒蒸し/ワイン蒸しや、パスタの具にすると、とてもおいしいですよ。
味の濃い、旬まっさかりのなばなは、それだけで味も滋味も濃厚です。
ペペロンチーノの具材にしてもかなりおいしいです。
オリーブオイルとの相性も抜群でした。
さいごに
今回は「なばな(菜花)」についてお伝えしました。
春先の、ごく短い時期にしか出回らない、季節感の強い野菜です。
味がよく、春野菜らしいほろ苦さもあり、食感がとてもよく、食べると体が元気になるような、不思議な力を持つ野菜だと思います。
食べたことがない方は、ぜひ1度食べてみてください(^^)/。
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