目次
【イカ】ムラサキイカ(アカイカ)はどんなイカ?おいしい食べ方は?
(2021年4月16日更新)
イカフライや天ぷら、炒めものなどのお惣菜によく使われているイカがあります。
丸体で売られていることはほとんどない、大きなイカです。
あまりにも大きいので、一般家庭ではほぼ利用しきれないです(^o^;)。
厚めで、柔らかく、食べごたえがあり、おかずにはもってこいのイカですよ。
今回は「ムラサキイカ(アカイカ)」についてお伝えします。
ムラサキイカ(アカイカ)は個人では食べ切れないくらいの大きいイカ!!
こちらが「ムラサキイカ」と呼ばれるイカです。
「アカイカ」「バカイカ」とも呼ばれています。
「アカイカ」がこのイカの標準和名ですが、別種のイカである「ソデイカ(タルイカ)」や「ケンサキイカ」も市場で「アカイカ」と呼ばれており、混同される恐れがあります。
アカイカ科アカイカ属の生物です。
上の写真の上方に写っているキンメダイと比べても、かなり大きいことがわかります。
胴体は45センチを超えるものもいるくらい大きいです。
(メスのほうが大きいそうです。)
肉厚でずんぐりとしており、重量感もあります。実際、かなり重いです。
赤道海域以外の、世界中の温帯、熱帯地域に生息しています。
このイカの寿命は1年ほどと言われてます。
生まれてから1年足らずでこんなに大きくなるんですね。
ムラサキイカ(アカイカ)は加工品でよく使われているイカ!!
このように、かなり大きく、個人では扱いきれないボリュームのイカということもあり、一般のスーパーでこのまま売られていることはまずありません。
また、このイカは加工原料として非常に優れていることが分かり、食品業界で人気が出ました。
燻製や、さきイカ、調理食品や冷凍食品の分野で活用されており、その姿を見たことがなくても、食べたことのある人が多いはずです。
「ロールイカ」という、胴の部分を処理して冷凍された商品となり、主に業務用として出回っています。
食堂や惣菜屋さんでも多く使われていると思います。
ムラサキイカ(アカイカ)の旬はいつ?おいしい食べ方は?
ムラサキイカの旬は、よく分かっていません。
キレイに処理されて、冷凍されて出回るのがほとんどということもあり、あまり旬とは関係のない魚介かもしれません。
また、生の状態で刺身で食べるのは、そこまでおいしくはない、と私は聞きました。
生で食べても味わいはあまり無いそうですよ。
※しかし、後日、どうしても刺身で食べてみたくて、刺身にしてみました。
サクをそのままスライスするよりは、さらに横に切って厚みを薄くし、そこからできるだけ薄く切りました。
味は確かに他のイカと比べて味わいは少ないように思いましたが、甘口醤油で食べるとなかなかおいしかったです。
(もちろん、お好きな醤油でOKです。)
薄く、細く切ったこともあるのか、固くはなく、むしろ柔らかい状態で食べることができました。
生食OKのものなら、刺身で食べてみる価値は充分あると思います(^^)/。
こちらが、料理用にカットしたムラサキイカです。
私は、こういう厚めのブロック状とも言えるイカは、天ぷらやフライ、炒めものがおいしいのではないかと思います。
鹿の子(格子状)に切れ込みを入れて、八宝菜など、中華風の炒めものでもおいしいです。
バター焼きもいいと思います。
油を使った、加熱調理でおいしいイカなのではないでしょうか。
塩を振って、一夜干しにし、炙って食べるのもおいしいそうですよ(^^)/。
さいごに
今回はムラサキイカ(アカイカ)についてお伝えしました。
フライや天ぷら、おかず、冷凍食品など、業務用として活用されている、巨大なイカです。
その大きな姿を知らなくても、いつの間にかお世話になっているイカです。
調理食品や冷凍食品を食べるとき、このイカかもしれないですよ(^^)/。
★