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【魚介類】アカボヤ(赤ボヤ/赤ホヤ)はどんなホヤ?主な産地は?旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2021年9月26日更新)
宮城県などでよく獲れるホヤ(マボヤ)とまたちょっと違う、「アカボヤ」というホヤがいます。
「ホヤ」の仲間であることがすぐわかるのですが、マボヤとは違う姿をしています。
このホヤも複雑な味わいで、とてもおいしいんですよ。
今回は「アカボヤ(赤ボヤ)」についてお伝えします。
「アカボヤ(赤ボヤ)」はマボヤとは見た目に違いがある!!国内の産地は北海道のみ!
こちらが「アカボヤ(赤ボヤ)」です。
マボヤ科マボヤ属アカボヤ、だそうです。
よく「ホヤ」と呼ばれる「マボヤ」とは見た目から違います。
(種が違うのです。)
こちらが、よく「ホヤ」と呼んでいる「マボヤ」です。
ツンツンした、突起のようなものが複数ありますよね。
アカボヤにはそれがありません。
上のほうに、ホヤ特有の、プラス/マイナスの「突起」はありますが、他に突起状のものはありません。
このゆるい姿形から、「ムーミン」という愛称で呼ばれているそうですよ。
アザラシが寝そべっているようにも見えるし、何かのかわいい妖怪みたいにも見えます。
サツマイモみたい、という意見もありました。(色が確かに似ています。)
マボヤは養殖がさかんですが、このアカボヤは完全天然100%だそうです。
入手できたら、それはすべて「天然もの」ですよ(^^)/。
国内に流通しているアカボヤは、産地も北海道のみです。
価格はマボヤより高めになります。
アカボヤの旬はいつ?
アカボヤは、北海道で天然が漁獲されています。
夏から秋が旬とされています。
今回アカボヤを見かけたのは、4月でした。
まだ「走り」の時期だったのかもしれないです。
養殖はされていない、天然物であることもあり、お店で見かけた時が買い時だと思います。
春の終わり頃から初秋くらいまでの暖かい時期が、出会いやすい時期なのではないでしょうか。
アカボヤのおいしい食べ方は?
アカボヤは、マボヤとおなじように、生食(刺身)がおいしいと思います。
マボヤとおなじように開いて、中のフンなどの黒っぽいところをきれいにして、適当に切って食べます。
外の皮はけっこう固いです。
落ち着いてナイフを入れましょう(^^)/。
突起のところのプラス・マイナスは分かりづらいです(^_^;)。
私はあまり気にせずナイフで切ってしまっています。
流しの中で慎重にゆっくりやれば、そこまで水は飛び出さないと思います。
取り除くのは、黒っぽいところだけで大丈夫です。
ナイフでこそぐか、魚の骨抜き用のピンセットで取り除きます。
あとはさっと流水で洗います。
洗いすぎるとうま味が減りますので、加減が難しいところです。
開いて黒っぽいいろんなものを取り除いたあとの両面です。
身の色は、マボヤよりもかなり鮮やかなオレンジ色をしています。
切り方はお好みで良いと思います。
切ってから、ホヤの外側の皮に載せました。
中の身の外側の皮のようなところが、場所によっては歯ごたえが強いと思いましたが、さほど気になりませんでした。
味付については、何もつけないでまずは食べてみてください。
ホヤの中身の「水」を残しておければそれをつけて食べるのもおすすめです。
塩をつけて食べると、苦味が強くなるような気がしました。
やはり、酢醤油がいちばん食べやすいと思いました。
苦みや甘みなどいろんな複雑な味がするのは「マボヤ」と同じです。
マボヤよりもクセがないという人もいますが、アカボヤは味が濃厚だと思いました。
この表現しようのない、独特の複雑な味がとてもおいしかったです(^^)/。
特に根本のほうの身はやわらかくておいしかったですよ。
他の調理法には、焼いたり、蒸したり、茹でたりするのがあるそうです。
刺身の食べ方が個人的にいちばん好きですが、機会があれば上記の方法でも食べてみたいです。
さいごに
今回は、北海道で獲れる「アカボヤ(赤ボヤ)」についてお伝えしました。
フルーティーで、複雑かつ濃厚な味わいのおいしいホヤだと思います。
見た目ももったりとした、ゆるーい感じが愛嬌があり、かわいいです。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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