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【野菜】「かつお菜」はどんな野菜?主な産地は?旬はいつ?(勝男菜)
今回は「かつお菜」についてお伝えします。
福岡県では定番野菜ですが、九州以外の人にほとんど知られていない、かなりおいしい葉物野菜なんですよ。
「かつお菜」はどんな野菜?
「かつお菜」は、大きめの葉物野菜です。
「勝男菜」と書きます。
40センチから50センチほどの長楕円形の葉が、何枚か束ねられて売られています。
「高菜」という葉野菜の仲間で、アブラナ科の植物です。
この野菜の特徴は、そのおいしさにもかかわらず、ある地域を除いてはほとんど知られていないということでしょう。
福岡県の博多では定番の野菜で、他県ではあまり知られていません。
九州以外の人は、その存在をほとんど知らないのです。
私も博多には何度か行ったことがありますが、かつお菜については全く知りませんでした。
福岡県出身の人にこの野菜がおいしいと教わって、始めて知りました。
「かつお菜」は福岡県の「博多雑煮」には欠かせない野菜だそうです。
昔から福岡で盛んに育てられてきました。
小松菜、ほうれん草への転作がすすみ、生産性は減少したそうですが、最近ではまた見直されつつあるとのことです。
「かつお菜」はうま味が多く含まれているおいしい葉物!!旬はいつ?
「かつお菜」は、うま味が多く含まれています。
特に、加熱したり、汁物に使うとその本領が発揮されると思います。
「カツオの出汁が無くてもおいしい」という特長から、「かつお菜」と名付けられたそうですよ。
その「うま味」が最も感じられる「旬」の時期ですが、博多では雑煮に使われますから、多く出回るのは、11月から2月の、主に冬の時期です。
冬以外でも生産されていますが、冬のほうが厚みがあり、うまみもあるそうなので、冬が旬と言えるでしょう。
かつお菜のおいしい食べ方は?
買ってきたかつお菜のボリュームがけっこうあったので、ひとまず茹でました。
ほうれん草や小松菜と同じやり方・時間でOKだと思います。
冷水で粗熱を取り、使いやすい大きさに刻みました。
しかし幅広な葉なので、ほんとうは、ゆがく前に縦に半分か3等分くらい切ったほうがいいと思います。
試しに「おひたし」で食べてみましたが、あまり苦くないと言われているかつお菜が、若干苦く感じられました。
おひたしはおいしくないというわけではないです。
私が気に入っているのは、パスタの具材として使ったことです。
ペペロンチーノを作り、最期に茹でたかつお菜を入れてさっと加熱して出来上がりです。
かつお菜からいい「ダシ」(うま味)が出る、というのがよく分かりました。
加熱調理にむいている葉物なのでしょうね。
味噌汁にも入れました。
さすが、本場では雑煮に欠かせない、と言われているだけあり、「汁物」にほんとにピッタリでした。
味噌汁やお吸い物、雑煮、鍋物など、汁物系料理がとても合うと思います(^^)/。
さいごに
今回は「かつお菜」についてお伝えしました。
博多の伝統野菜とも言える野菜です。
かつおのダシがいらないから「かつお菜」という、昔の博多の人の評価がよく分かる、おいしい野菜ですよ。
機会があればぜひ食べてみてください!
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