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【山菜】わらび(蕨)の旬や主な産地は?アク抜きの方法は?おいしい食べ方は?
(2022年7月13日更新)
今回は山菜の「わらび」についてお伝えします。
山菜は食べてもおいしいし、採りに行くのはもっと楽しい(みたい)ですよね(^^)/。
おすそわけでいただくこともあるかと思います。
気になるのはアク抜きの方法ですよね。
私が教えてもらった方法と、実際にやってみた経験談をお伝えしますm(_ _)m。
わらび(蕨)はどんな植物?
わらびは、シダ目コバノイシカグマ科ワラビ属の植物です。
草原、谷地など、日当たりの良いところに群生しています。
全国に自生しているシダの仲間です。
食べる場合はトップの写真のような、若い芽を山菜として食用にしています。
「わらび餅」という和菓子の原材料も、わらびから取っています。
わらびの根元にはデンプンが多く含まれています。
このデンプンからわらび餅の原材料の「わらび粉」が作られています。
山菜としてのわらびは、昔から日本人にとって身近なものです。
山の奥のほうに入らなくても、ちょっと散歩がてら程度の山や野でたくさんとれます。
なので、そういう山の近くに住んでいたら、そこの山などでとっていいかどうかの確認は必要ですが、
比較的気軽に摘んでこれるそうですよ。
わらびの旬や主な産地は?
わらびは、日本国内で採れます。
多いのは山形県、秋田県、新潟県などです。
他県にまで販売しているのは、上記のような生産量の多い県だと思います。
私も今回は山形県産が売られていましたので、購入しました。
旬は、日本国内中で採れる山菜ですので、開きがあります。
基本は、春から初夏です。
例えば、九州は3月中旬から、本州は4月中旬から、東北は6月初旬からの約1ヶ月くらいです。
スーパーなどでは、そんなに長い期間は販売されないので、お店で買う場合は、出会ったらその時がチャンスだと思います。
私のわらびアク抜き体験談!
わらびのアク抜きはいろいろあるみたいですが、私は複雑なのは苦手です。
教えてもらった、比較的カンタンな方法でアク抜きしました。
普通にお湯でゆがくのでは食べられないそうです。
若干「毒性」もあるらしく、重曹を使ってアク抜きをします。
他にも方法はあるらしいですが、重曹を使った方法はそんなに難しくなかったです。
鍋などに、わらびが重ならないようにならべ、その上に重曹をふりかけます。
今回のわらびの茎がとても長かったので切ってしまいました。
わらびの重量200gに対し、重曹は8~10gくらいです。
ちなみに、重曹の大さじ1杯は9gです。
あまり多いと柔らかくなりすぎるので注意しましょう。
ここに、わらびが全部浸かるくらいの熱湯を注ぎ込みます。
重曹をまぶしてあるので、シュワシュワと泡立ちます。
火にかける必要はありません。
わらびが浮いて、重曹のお湯に浸かってない状態を避けるため、とりあえずアルミホイルでフタしてみました。
蒸し暑い日だったので、イタミが心配になってきました。
大きめのジップロックコンテナに移し、粗熱が取れたところで、フタをして今回は冷蔵庫にしまいました。
一晩ほど(8時間位)おきます。
ここでアクが抜けていきます。
次の日の朝(約8時間後)、茹でる前に流水で洗います。
先に固そうなところを切っておけばよかったのですが、この段階で、なんとなく固そうなところを切っておきました。
根本のほうは、切断面が黒くなっているのでわかりました。
湯を沸かし、ゆでます。
さっとで良かったです。
重曹を使っているせいか、ものすごく泡が出ました。
ほんのちょっとしか茹でてない(1分以内)のですが、すごく柔らかくなってしまいました。
わらびは地域差/個体差があるのか、茹でないと固くて食べられないこともあるので、念の為ゆでました。
今回は非常に柔らかいわらびだったようで、茹でる必要はなかったようです。
重曹を使って一晩置いたあと、固さをチェックしてから茹でるか茹でないか決めたほうがよさそうです。
何回か経験すると、上手になっていくかなと思います。
後日、こんどは重曹をまぶして熱湯をかけて一晩おいたものを、洗うだけで食べてみました。
ちょうどよい固さに仕上りました。
重曹をかけて熱湯をかけ、一晩置いたあとの固さチェックは大事だと思いました。
この重曹+熱湯+一晩(約8時間)置く、という工程を経ていれば、アク抜き(毒抜き)はできており、柔らかければ食べることができます。
柔らかくなりすぎても大丈夫です!!
柔らかくなってしまったものは、それはそれでとてもおいしかったです。
もっと柔らかくなって、とろとろになってしまった場合は、逆に包丁で叩いて、めかぶや山芋みたいにズルズルっとおかかじょうゆで食べてしまっていいそうですよ(^^)/。
せっかく手に入れた山菜ですし、あきらめずに食べてみてくださいm(_ _)m。
味の良いわらびですと、しょうゆも何もつけなくてもおいしいです。
山菜ならではの複雑な味わいです。
味噌汁や炊き込みご飯、パスタもOKです。
アク抜きさえしてしまえば、あとは他の野菜と同じような食べ方ができます。
わらびを扱うのも年に数回あるかないかですので、とても楽しかったです。
ぜひやってみてください。
さいごに
今回は山菜の「わらび」についてお伝えしました。
重曹をふりかけ、あとは熱湯をかけて一晩おき、固ければ茹でればOKです。
そんなに難しくかまえる必要はなかったとホッとしています。
自分でアク抜きしたわらびはすごくおいしいですよ。
機会があればぜひやって食べてみてください(^^)/。
★2022年のわらび★
2022年5月下旬にわらびを入手し、また重曹でアク抜きしました。
一晩置くと、汁とともに、非常に深いきれいな緑色になりました。
今年もさいごにさっと湯がいて出来上がりです。
おかかじょうゆで食べたり、味噌汁に入れたりして楽しみました。
今年は茎がしっかりとしあがりました。
味わいも良く、何もつけないでもおいしかったです。
なので、何もつけずにおやつがわりに食べたりもしました。
2~3回やってみると、わらびに慣れてきました。
山菜は大好きなので、また来年もチャレンジしようと思います。
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