目次
【魚】「仁丹アジ(ジンタアジ)」とはどんなアジ?おいしい食べ方は?
今回は「仁丹アジ」と呼ばれるアジについてお伝えします。
昭和の人なら知っている「仁丹」という商品名がついてしまっているアジが、流通することがあります。
見てビックリのかわいいアジですよ(^^)/。
「仁丹アジ」はあの「仁丹」に似ているから名付けられた、アジの稚魚!!
こちらが「仁丹アジ」「ジンタアジ」と呼ばれる、豆アジです。
「豆アジ」のジャンルで扱われています。
豆アジとして売られている小さなアジよりも、さらに小さい、極小アジです。
体長2センチから4センチ弱くらいでしょうか。
料理用の小さじ、クマの箸置き、小皿などと比較して写真におさめてみました。
ミニチュアの世界のアジであることがお分かりいただけると思います。
初めて見ると仰天するくらい小さいです。
これを一体どうしろと言うの、というくらい小さいアジです。
ある程度の年齢以上の方なら、”清涼剤”の『仁丹』を知っていると思います。
小さな、銀色のツブツブです。
これを想起させるので「仁丹アジ」と市場では呼んでいるそうです。
「仁丹アジ」は初夏の、特に梅雨の時期に出回るアジの稚魚!!
「仁丹アジ」は、アジの稚魚です。
流通するのは、初夏になります。
特に梅雨の時期に出回ります。
西日本のアジの産卵期は1月から初夏あたりと言われています。
その頃に生まれて、初夏にここまで大きくなったアジがいったん漁獲されているものと思われます。
「仁丹アジ」はエラやワタ・ゼイゴの処理は不要!!そのまま唐揚げなどで!!
こんなちっさいアジ、どうすればいいんですか…と思ってしまいますよね。
これくらい小さい、極小アジですと、何もしないでそのまま料理OKです。
頭も、エラも、内蔵もゼイゴも、何も取り除かないで、そのまま食べられます。
(ただし、生食は無理でしょう。 )
これよりひとまわり・ふたまわり大きくなった「豆アジ」(5センチから7センチくらい)ですと、エラ・ワタを取る作業が必要になります。
さっと流水で洗った仁丹アジの水気を拭き取り、塩コショーを降ってビニールに入れます。
そこに、片栗粉を入れて、ビニール袋の中でシャカシャカと振って、全体に行き渡るようにまぶします。
あとは、油で揚げていくだけです。
極小アジですので、油の量もそんなに必要ないと思います。
実は今回、ミスってしまい、カラッと揚げることができませんでしたm(_ _)m。
(油の温度が低かったものと思われます。)
カラッとはあまりしていませんでしたが、新鮮だったせいか、それでもかなりおいしかったです。
身は正直ほとんどありません。
小魚スナックの、できたてホヤホヤの、味と鮮度のいいやつを食べている感じでした。
仁丹アジの唐揚げは、本当に小さいです。
何匹かまとめて食べることになります。
甘酢をつくり、これに漬け込んだ「南蛮漬け」もさっぱりとして、梅雨の時期にピッタリだと思います。
実際に食べてみて、さすが「アジ」らしい、味の濃厚さが感じられ、”アジの集団”をいっぺんに食べると、こんなに濃厚な味わいになるのかと驚きました。
身がもっとあったほうがいいから、「仁丹アジ」より大きい「豆アジ」、なんならふつうのマアジがいい、という人。
「仁丹アジ」ならまるごと食べられておいしい、カルシウムも摂れる、という人。
我が家では賛否両論の仁丹アジでした。
さいごに
今回は、豆アジよりも小さな極小アジ「仁丹アジ」についてお伝えしました。
主に梅雨の時期に出回る、季節限定のアジの稚魚です。
|
「豆アジ」であれば、冷凍品が通販でも買えるようです。
一般の「豆アジ」のイメージよりも、さらに小さなアジなので、「仁丹アジ」を初めて見ると驚くと思います。
活魚ですと、鮮度がいいことも多いです。
唐揚げにするとおいしいので、機会があれば食べてみてください(^^)/。
★
コメント