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【魚】オオモンハタはどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(大紋羽太)
(2021年10月3日更新)
今回は「オオモンハタ」についてお伝えします。
主に西日本で穫れる魚で、上品な白身で食感の良いたいへん美味しい魚です。
高級魚の扱いで人気もあり、なかなか出会えるチャンスも少ないです。
多くの人に珍重される、かなりおいしいお魚ですよ(^^)/。
オオモンハタはどんな魚?
オオモンハタは、スズキ目スズキ亜目ハタ科の魚です。
ハタの仲間は、上品な味わいの良い白身で高評価の魚が多いです。
大きさは35センチほどまでになります。
色合いは全体的に褐色です。
網目紋様やドット紋様にみえる柄が特徴で、身体全体にいきわたっています。
口先がとがるように細くなっているのも特徴です。
口先から胸びれ、尾びれまで、ずっと同じように紋様が広がっています。
安定的に高価な魚です。
たいていは料理屋か寿司屋に行ってしまう魚で、スーパーではなかなか見かけることはないと思います。
釣りでは人気のようで、動画を検索すると、釣り関係のものがたくさん出てきます。
実際に釣ったことがある人に聞くと、ハタ類が釣れると飛び上がるくらい嬉しいそうです(^^)/。
オオモンハタの主な産地は?旬はいつ?
オオモンハタは、主に西日本で獲れ、消費される魚です。
しかし、漁獲される地域が関東まで広まっている、とも言われ、関東でも出回っています。
関東と関西で評価がすごく分かれる魚も多々ある中、
オオモンハタは関東でも高級魚です。
ハタ科の魚は上品なおいしい白身が多いので、おおむね評判が良いです。
主な産地は長崎県、和歌山県、大分県などです。
夏に出回ることの多い魚です。
なので、夏が旬ではないかと言われています。
しかし、オオモンハタは年間を通して安定して美味な魚です。
こういうところも、高評価のつくゆえんだと思います。
オオモンハタのおいしい食べ方は?
オオモンハタはウロコが強く固いので、一般的には「すき引き」でウロコを取るそうです。
しかし、小さいものであれば、刺身用に皮を引く時は、ウロコをわざわざ取らなくてもいいのではないかと個人的に思います。
すき引きでウロコを取れれば、上の動画のように、「焼き霜造り」で刺身にするととてもおいしいと思います。
ふつうの刺身でも、上品な白身でかつ上品な旨みと甘みのものになります。
じわじわと、じっくりと、この魚のおいしさと甘みと滋味を味わうような刺身です。
ここが、魚好きの人がよろこぶポイントだと思います。
他には、汁物や鍋物、煮付けなどの調理法が合っています。
上は、アラを使った味噌汁です。
適当に切ったアラは、ウロコがついていたりしますので、沸騰したお湯にさっと通して、冷水/流水で不要な部分を洗い流します。
ウロコや汚れ、残っている血合いなどを流します。
ヒレは邪魔なので、この時にハサミで切ったりするのをおすすめします。
(写真のアラ汁はやっていません。)
あとは昆布を入れた水から煮立て、5分から8分くらい中火で煮て、味噌を溶き入れて出来上がりです。
他に具材は使わず、小ねぎをちらした程度で作りました。
身そのものは非常に上品でおいしい白身です。
それと同じく、このアラから出たダシも、非常に上品です。
どうしてこんなに上品な旨みが出るのか、不思議に思い、感動するくらいのおいしさです。
頭部の身、頬や頭頂部、カマあたりの身はまとまりがあり、ほろほろと柔らかく、とても滋味も旨味もあっておいしいです。
このおいしさを味わうため、味噌は薄めにするといいと思いました。
煮付けでもとてもおいしいと思います。
どんな料理でも、根本的においしい魚です。
ただ、ピッタリなのは刺し身、煮魚、鍋物ではないでしょうか。
この魚をいろんな料理にしてみる、という機会がなかなかなさそうですが、何度でも食べたいお魚ですよ。
さいごに
今回は「オオモンハタ」についてお伝えしました。
上品な白身で味わい深い、かなりおいしい魚です。
寿司屋さんでぜひ食べてみたい魚です。
デパ地下の魚屋なら、おいているかもしれない魚です。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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