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【甲殻類】「シャコ」はどんな魚介?旬はいつ?おいしい食べ方は?
今回は「シャコ」についてお伝えします。
エビに近いような見た目の甲殻類です。
寿司ネタとしては江戸時代から親しまれている生き物です。
甲殻類ならではの濃厚な旨みのある、おいしい魚介類ですよ(^^)/。
シャコはどんな魚介類?
(上の写真はボイル済みのシャコです)
シャコは、シャコ目シャコ科シャコ属の生物です。
一見、エビのように見えますがエビとは種が違います。
シャコといえば、強烈なパンチ力でも有名です。
上の動画では、アサリをパンチで割って捕食しています。
こちらは、見事に敵のタコを撃退しています。
強烈なパンチ力のため、人間も怪我することがあるそうですよ(*_*;。
シャコは、日本各地で多く獲れていました。
古くは東京湾でも獲れ、江戸前の寿司種として有名です。
各地では以前は多く獲れたので、子どものおやつ代わりにもなるくらいでした。
現在は個体数が減り、高級魚介になってしまっています。
シャコは国内では各地に生息しています。
主な産地は愛知県や北海道です。
シャコは死後時間が経つと、自ら酵素を発生させ、身が溶けてしまいます。
そのため、産地で漁獲後すぐにボイルされて売られたり、殻もはずして中の身をまとめてパックして売られることが多いです。
生きたままお店で売られることは少ないようです。
シャコの旬はいつ?
シャコの旬は夏です。
春から夏にまとまって獲れます。
産卵期のシャコは中に卵を抱えています。
これを関東では「かつぶし」と呼んでいます。
産卵期は5月から8月です。
シャコの食べ方は?
シャコは、茹でてから外側の殻をはずして中身を食べます。
外側の大きさよりも身は小さいので、頑張って殻を外して中身を見ると、ちょっぴり拍子抜けするかもしれません(^_^;)。
あちこち、トゲっぽくなっていて、触り方によってはいちいちチクチクして痛いです。
清潔な軍手を使うのもおすすめです。
ボイル済みのシャコは、尾のほうから頭に向かって、両脇をハサミで切り落とします。
周囲を切り落としてしまいます。
頭の先のほうはほとんど中身がありませんので取り除きます。
今回は両側から少しづつ慎重にむきました。
(※尾のほうからゆっくりはがしていくのが基本のようです。 )
はがしていくのは面白いです。
殻に少し身が残ってしまった場合は、こそげ落として食べました。
今回は卵をもったシャコに当たりました。
身の中身はほとんど卵でした。
「かつぶし」に運良く出会えたようです。
味わいは「ザ・甲殻類」という感じです。
甲殻類ならではの味わいです。
エビよりも味が濃厚な気がします。
加熱されて固くしまった卵でしたが、とてもおいしかったです。
※活きたシャコはボイルが必要!!
一般的には、ボイル済みを手に入れたら、両脇をハサミで切り、胴の周囲を切り落として尾の方面から殻をめくって殻をはずします。
これだけで即食べることができます。
生の(活きている)場合は自分で茹でないといけません。
沸騰した湯に塩を入れ、シャコを入れ、再沸騰したら4分ほど茹でます。
甲殻類らしい、複雑で濃厚な味わいです。
昆虫っぽい見た目が苦手な人も多いですが、味の良さは格別です(^^)/。
さいごに
今回は「シャコ」についてお伝えしました。
身がホロホロとして味わい深い、おいしい甲殻類です。
すしネタとして有名で、回転寿司でも常連のメニューです。
自分でボイルして殻をむいて食べると、さらにおいしいです。
機会があれば食べてみてください(^^)/。
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