目次
【くだもの?】クリ(栗)の旬はいつ?主な産地は?茹でるとカンタンに食べられる!
今回は「クリ(栗)」についてお伝えします。
クリは樹木に実るので、農林水産省の分類ですと「くだもの」になります。
はるか縄文時代から食べられているクリです。
日本人にはなじみ深い木の実です。
なんと、1万年以上前の縄文人にはクリは「主食」だったそうですよ。
だからなのか「くだもの」と言われると、人々にはなんとなく違和感が出るんでしょうね(^_^;)。
クリ(栗)はどんな木の実?
クリは世界中に数多くの種が存在します。
今回は日本のクリである「和栗」についてになります。
日本のクリは、ブナ目ブナ科クリ属の植物です。
クリの実は、固くてトゲトゲした「イガ」に包まれています。
これをはずした中の実が、スーパーなどで販売されます。
イガだけでなく、クリの実の外側には「鬼皮」と呼ばれる、色の濃い、固い皮があります。
さらにその内側に、「渋皮」という、ザラザラした、ベニヤ板の裏側みたいな見た目の皮があります。
これらを剥いて、はじめて食べられる中の実が出てきます。
クリには西洋栗などがあり、各地で特徴が違っています。
日本国内で生産される「和栗」は、他の国のクリに比べ、粒がかなり大きいです。
クリは縄文時代から食べられています。
クリはでんぷんのかたまりで、アクもあまり無いので、縄文人はかなり利用したようです。
「貝塚」ならぬ「クリ塚」も出土するそうですよ。
どんぐりよりも扱いやすく、効率よく栄養が獲れるので、住居の近くに栽培していたとも言われています。
稲よりも付き合いが長いんですね(^^)/。
クリ(栗)の旬はいつ?主な産地は?
クリの出回る時期は、秋です。
収穫は早くて8月からはじまりますが、多く出回るのは9月から10月です。
旬は9月から10月になります。
主な産地は、茨城県、熊本県、愛媛県です。
この3県がトップです。
全国の栽培量の4割近くを占めます。
クリ(栗)は茹でて割ってスプーンで食べるのがカンタン!
買ってきたクリはできるだけ早く調理してください。
虫がわかないように「燻蒸(くんじょう)処理」などをしていないクリは、虫が中身を食べてしまいます(^_^;)。
生のクリの鬼皮を剥きたい時は、その作業の前に一晩くらい水につけると、剥きやすいです。
しかしクリを剥くのは大変です。おっくうに感じることもあります(*_*;。
クリの扱いに慣れていない場合は、とりあえず茹でて、割ってスプーンですくいながら食べるのがカンタンです。
クリはさっと洗ってから鍋に入れます。
1リットルから2リットルの水に入れます。
この水の量は把握しておくと楽です。
この水の量に対し、塩の量を決めるからです。
水1リットルに対し、大さじ2分の1の塩を入れます。
塩を入れたら、軽く混ぜます。
ここから火にかけていきます。
弱めの中火にかけ、じっくり時間をかけて沸騰させます。
沸騰したら弱火にし、30分から40分、じっくり茹でます。
茹で終わったら、火を止めて、そのまま放置してお湯ごと冷まします。
鍋に手をいれられるくらいの温度まで下げます。
こうやって冷ましていくことで、湯の中の塩気がクリに少し染み込み、しっとりと仕上がります。
茹で上がったクリは、色がやや濃くなります。
茹でたクリは「なまもの」です。
すぐに食べきれない場合は冷蔵庫に保管しましょう!
2~3日で食べきるのがおすすめです。
茹で栗を食べきれなさそうな場合は、渋皮までむいて、小分けにして冷凍するのがおすすめです。
茹でたクリに、茹でる時に入れた塩がほんのり感じられ、ホクホク・ポクポクとしてとてもおいしいです。
まさに秋ならではのおやつです。
クリはいろんな料理法があります。
街のケーキ屋さんでも腕をふるった様々なクリのお菓子が並ぶ時期で、楽しみな季節でもありますよね(^^)/。
茹でたクリにちょっと飽きてきた時、大変ですがなんとか渋皮までむき、鶏肉と甘辛く炒め煮しました。
あらかじめ茹でてあったので、鶏肉にしっかり火が通れば安心して食べられます。
クリはお菓子だけでなく、栗ご飯や煮物など、しっかりとおかずにも使えます。
食べごたえがあり、お腹がすぐにいっぱいになる「くだもの」です。
「和栗」が出回るのは秋の2ヶ月くらいです。
茹でるだけでしたらカンタンですので、ぜひ挑戦してみてください(^^)/。
さいごに
今回は日本の「クリ(栗)」についてお伝えしました。
9月から10月が旬の、「くだもの」に分類される、縄文時代からのお付き合いの木の実です。
クリが好きな人はとても多いですよね。
まだ自分で扱ったことの無い方は、慣れると自分でかなりおいしいクリが食べられますので、ぜひ挑戦してみてください(^^)/。
★