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【コープみらい】「コープベーコン無塩せき」自然な色合いで味わいのあるベーコン!
今回は「コープみらい」や「コープデリ」で扱っている無塩せきベーコンについてお伝えします。
「無塩せき(むえんせき)」とは、ベーコンやハムを作る際に使う「調味液」の中に発色剤を使用していないということです。
鮮やかなピンク色のハムやベーコンを見慣れていると、無塩せきのベーコンやハムの色に戸惑うかもしれません。
手作りでハムを作ってみるとわかりますが、無塩せきのハムやベーコンのほうが自然な色合いなのです。
無塩せきにこだわったベーコンは、肉質も感じられ、うまみもありおいしいです。
消費期限も短めなので、早めに食べきることが必要です。
無塩せきベーコンやハムは味もいいので、慣れるとこの色のほうが安心する…となってきますよ(^^)/。
「コープベーコン無塩せき」は1983年に誕生!!
コープの無塩せきベーコンは、当時の組合員の要望に応じる開発の末、1983年に誕生しました。
約40年の歴史があります。
当時から無塩せきの加工肉の要望があったんですね。
1980年代はじめといえば昭和50年代です。
真っ赤なタコさんウインナーなど、普通に多くの子供達が食べていた時代です。
私も何の疑問もなく大好物でした(^^)。
今でも作られています。
「シャウエッセン」(日本ハム)など、本場ドイツの味を再現した、”本格的”ウインナーが登場したのは1985年だそうです。
(シャウエッセンは発色剤は使っています。)
真っ赤なウインナーとかではない、本格的な加工肉が世に登場する(シャウエッセンの大ヒットなど)までは、スーパーのハムやウインナーは鮮やかな赤だったように記憶しています。
一部の人を除けば、そこまで熱心に本格派加工肉は求められてなかったと思います。
生協の「無塩せき」のベーコンが開発されたことは、当時としては先端的なことだったのではないでしょうか。
このパックは長いサイズで標準5枚入り、81gです。
価格は188円(税抜)でした。
無塩せきだからと言って高価、というわけでもないです。
「コープ無塩せきベーコン」の「無塩せき」とは発色剤不使用のこと!
「無塩せき」のベーコンやハムの色が、素材そのままの色になります。
なので、初めて無塩せきベーコンやハムを見るとびっくりするかもしれません。
ベーコンを作る際、原料の肉に味や風味をつけるための調味液があります。
この液の中には、調味料や添加物が混合されています。
この作業を「塩せき工程」と言います。
この調味液の中に発色剤を入れずに作ると、「無塩せき」ということになるのです。
発色剤は、ハムやベーコンの色をきれいに見えるようにします。
ハムやベーコンを手作りすると、ふつうは肉の部分はベージュ色に仕上がります。
それが、発色剤で淡いピンク色などになるのです。
発色剤には「亜硝酸ナトリウム」「硝酸カリウム」「硝酸ナトリウム」などがあります。
コープは、発色剤を使わず、他の食品添加物もできるだけ使わないベーコンを開発したのです。
こういったベーコンは他の生協やメーカーでも作られています。
(このコープ無塩せきベーコンは日本ハムですね。)
このような色合いの加工肉が売られていれば発色剤を使っていない可能性が高いです。
商品の裏面を見たり、量り売りのお店ならば店員さんに聞いてみてください。
発色剤は食中毒の菌の増殖抑制効果があるそうです。
これを使わないので、工場内の衛生管理や品質管理はかなり徹底されているとのことです。
コープ「無塩せきベーコン」は化学調味料などに頼らない、肉の質感を感じる旨みのあるベーコン!!
こういうベーコンは、焼いていても、ベーコンそのものから水分が出てきません。
脂もあるように見えますが、他のものと比べて少ない印象です。
なので、フライパンで炒める場合は、油が必要です。
焦げやすく、固くなりやすいと思います。
味わいは肉の味がちゃんとします。
一般的なベーコンよりも肉の質感があります。
噛んでいるとじわじわと来る旨みがあります。
色はかなり地味になり、ベーコンを料理の彩りとして使う場合には地味になります。
しかし、味は一般のベーコンよりうまみがあっておいしいです。
見た目よりも味を重視するならば、やはりできるだけ添加物を使っていないベーコンがいいと思います。
さいごに
今回はコープ「コープ無塩せきベーコン」についてお伝えしました。
「日本生活協同組合連合会」の販売ですので、全国のコープで買えると思います。
(違ったらすみません)
既製品で、自然な色合いの無塩せきベーコンの存在は個人的にありがたいです。
やはり味わいがあっておいしいです。
ベーコンやハムの手作りをしてみると、この「無塩せき」ハムやベーコンの色合いに納得がいくと思います。
機会があれば食べてみてください(^^)/。
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