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【カニ】「セコガニ」ってどんなカニ?旬はいつ?おいしい食べ方は?
今回は「セコガニ」についてお伝えします。
セコガニは「ズワイガニ」のメスを指します。
禁漁期間があるカニです。
毎年11月上旬に「解禁」され出回ります。
あまり大きくないカニですが、味は非常に濃厚でおいしく、人気があり高級品となっています。
セコガニはズワイガニのメス!漁ができる期間は約2ヶ月!!
「越前ガニ」「松葉ガニ」など、ブランドカニで有名な「ズワイガニ」のメスを「セコガニ」と言います。
「セイコガニ」「コガニ」「香箱ガニ」などとも呼ばれます。
主に日本海側の北陸地方、京都などで漁獲されます。
昔は商業的にそんなに流通はされず、もっぱら「子供のおやつ」だったそうですよ!
味覚がめちゃくちゃ発達しますね(^^)/!!
「こんなの昔は捨ててたよ」という話も聞いたことがあります(これはあくまでもその人の個人的記憶ですm(_ _)m)。
ズワイガニはかなり大きいのですが、このセコガニは小さいです。
特に真ん中の甲羅部分は小さく「小顔」なカニです。
このカニは禁漁期間が長いです。
繁殖保護のためです。
例年、11月上旬からの2ヶ月間が漁ができる期間となっています。
なので、1年のうち「セコガニ」が食べられる期間はこの11月、12月の2ヶ月間だけになります。
実際に見ると、結構小さなカニです。
「食べるとこあるの?」とまず思ってしまいます。
それでも安くて1ハイ1000円は下らない、高級な食材です。
かなりおいしいカニなので、人気があるんですね。
味が非常に良いカニです。
オスのズワイガニよりこちらのファン、という人もいるそうです。
コクがあり、旨みが強く濃厚です。
2つの「卵」がポイントで、これを主に楽しむ感じです。
セコガニは「外子(そとこ)」と「内子(ウチコ)」という2種の卵を楽しむカニ!!
ズワイガニのメスであり、漁が許されている時期は卵をたくさん抱えています。
2段階の状態の卵を楽しみます。
「外子(そとこ)」と「内子(うちこ)」です。
(※茹でてから食べます。)
外子はその名の通り、体の外側にはみ出さんばかりに見えている卵です。
セコガニをひっくりかえしたら、丸い腹からプチプチの小さな卵たちがはみ出しています。
色は黒っぽいです。
見た目どおり、プチプチとした食感です。
ご飯ともお酒とも合います。
内子は腹の中にある、成熟していない卵が入っている卵巣です。
ねっとりとしており、味が濃厚です。
歯ごたえもあります。
濃厚で旨みが凄いですが、さらにカニ味噌と混ぜると凄いことになります。
どれだけ「旨い!」と言えば済むだろうか、といった感じです。
味噌汁やほぐした身と一緒に炊き込みごはんにもできます。
全体的に、小さいながらも味が濃厚で非常においしいです。
これが地元では昔子どものおやつだった、というのはすごいですね。
やはり小さいカニだし、足は細いのであまり身は無いかもしれません。
しかしそれを補ってあまりある美味しさ、旨さのあるカニです。
禁漁期間でも無いと、乱獲の恐れもさもありなん(^_^;)といった感じです。
そこそこにありがたくいただき、楽しみたいですね。
さいごに
今回は「セコガニ」についてお伝えしました。
ズワイガニのメスではありますが、ズワイとは全くの別ジャンル、と言う人もいるカニです。
小さいながらも2種の卵、カニ味噌、身、と盛りだくさんの内容に加え、濃厚な味わいとおいしさもある凄いカニです。
通販でも漁のある期間は多数のサイトで販売されています。
ぜひ1度食べてみてください(^^)/。
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