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【魚】イネゴチはどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(関連:ワニゴチ)
(2022年7月13日更新)
今回はイネゴチという魚についてお伝えします。
細長い魚です。
身はきれいな白身で、刺し身でもおいしいです。
アクアパッツアなど、洋風料理にも合います。
あっさりとした上品な味で、クセもほとんどなくおいしい魚ですよ(^^)/。
イネゴチはどんな魚?
イネゴチはコチ科イネゴチ属の魚です。
コチの仲間です。
国内では本州から九州に生息しています。
コチ(マゴチ)は高級魚とされていますが、それよりは安く取引されています。
神奈川県ではこの魚を「ワニゴチ」と呼ぶ場合があります。
顔つきがワニに似ているからかもしれません。
胴体は、いいものですとハリがあります。
この辺りに身がたくさんあります。
グレーっぽい色合いに、黒いポチポチがあるのが、イネゴチの特徴です。
ホウボウなどと似た体型の、細長い魚です。
イネゴチの旬や主な産地は?
イネゴチは本州から九州に棲息しています。
この魚を主に水揚げしている産地は兵庫県や熊本県です。
旬は春から夏です。
マゴチも夏のイメージがありますから、時期は一緒のようですね。
イネゴチのおいしい食べ方は?
イネゴチは、頭を落としますと、ホウボウとよく似た構造をしています。
腹を切り開けて中のワタを出し、3枚におろしました。
今回のイネゴチは活け締めだったこともあり、刺し身にしてみました。
透明感のある白身です。
刺し身の場合は、鮮度が重要になります。
これくらい透明感があれば大丈夫です。
淡白な味です。
あっさりした中に旨みがあります。
食感はやわらかいです。
なかなかおいしいです。
お寿司にして食べてみたいと思いました。
次は、他の半身とアラを使ってアクアパッツアにしました。
切り身の状態でも、身に透明感があり、水分が多いことがわかります。
アサリと一緒にアクアパッツアにしました。
今回はイネゴチだけでは足りなかったので、イサキの身も一緒に煮込んでいます。
歩留まりはそんなに良いとは言えない魚ですが、思ったよりも身はありました。
にんにくとハーブ、塩こしょう、トマトとオリーブオイルといった他の材料との相性は良かったです。
この魚からもいいダシが出ていたと思います。
身離れはよく、パサパサはしませんでした。
おいしいです。
クセがなく、上品な味わいです。
アクアパッツアのような料理には合う魚だと思いました。
甘辛く煮付けてもおいしいと思います。
背にある棘などをちゃんと外せば、鍋物もいいと思います。
刺身はおいしいのですが、個人的には加熱したほうが好きでした。
なので、残りの刺身用は粉をはたいて、唐揚げ風に、多めの油で揚げ焼きにしました。
味がよく、揚げることで油分を補う形で食べやすくなり、おいしかったです。
唐揚げに向いていると思いました。
イネゴチの卵はおいしいの?
イネゴチは春から初夏にかけて産卵期のようです。
卵はおいしいのでしょうか。
卵は、こんな感じです。
助子と同じような感じでした。
魚そのものの鮮度がよく、卵そのものがくったりとした感じではなく(ハリがある)、
甘辛く煮るなどして食べれば、イネゴチの卵もおいしいです。
甘辛く煮付けて食べました。
調味料は煮魚と同じような、砂糖、しょうゆ、みりん、酒、水です。
鮮度がよく、ちょうどいい大きさであったこともあり、食感もよくなかなかおいしかったです。
魚の卵は、粒子が細かいほうがおいしいですね(^^)。
さいごに
今回はイネゴチについてお伝えしました。
グレーと茶色が混ざったような独特の色合いに、黒いポツポツの模様が特徴の、細長い魚です。
刺し身は淡白でさっぱりとしておいしく、アクアパッツアなどの洋風料理にも合います。
なかなか流通に乗りにくい魚だそうですが、機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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