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【魚】「ゲンゲ」はどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(ノロゲンゲ・幻魚)
今回は「ゲンゲ」という魚についてお伝えします。
漢字は「幻魚」という字が当てられています。(他には「玄魚」。)
昔は食べられていなかった魚だそうです。
現在は文字通り「幻の魚」ということで話題にもなっています。
しかし、高価というわけでもなく、むしろ魚介類の値段が高騰している昨今でも比較的安価で手に入ります。
ぶつ切りにして味噌汁にしたり、鍋の具材などにして食べるとおいしいです(^^)。
ゲンゲはどんな魚?(ノロゲンゲ)
こちらは「ノロゲンゲ」です。
ゲンゲにはいくつか種類があり、その中のひとつです。
スーパーでは「ゲンゲ」という表示で売られていることが多いと思います。
「ノロゲンゲ」はゲンゲ科ノロゲンゲ属の魚です。
筒状に長い姿をしています。
色は白っぽく、ゼラチン質の、ぷるぷるした質感です。
非常につかみにくいです(^_^;)。
愛嬌のある顔立ちとも言えますし、人によってはちょっと怖いかもしれません。
海の生き物が好きな私としては、非常にかわいらしく見えます。
深海系の魚です。
体に水分がとても多く、傷みやすいです。
できるだけ早く食べたほうが良く、味は時間とともに確実に落ちてしまいます。
ぷるぷる、タプタプっとした姿形がかなり独特なものがあり、慣れていないと抵抗があるかもしれません。
しかし鮮度がいいととてもおいしいんですよ(^^)。
ノロゲンゲの旬はいつ?主な産地は?
ノロゲンゲは、日本海側の各地で獲れています。
今回は山形で獲れたものを買いました。
旬は冬などです。
寒い時期がいいらしいです。
この魚は天ぷらのほか、鍋料理に使われます。
鍋料理が食べたくなる、寒い時期にピッタリの魚です。
ノロゲンゲのおいしい食べ方は?
ノロゲンゲは淡白な白身です。
ということもあり、天ぷらがおいしいそうですよ。
ぬめりもあり、ぷるぷるして掴みどころがないので、今回はぶつ切りにしました。
これを味噌汁にしようと思いました。
汁物にする際、臭み等があると嫌なので、いったん「湯通し」しました。
ぶつ切りにしたゲンゲに塩をまぶし、熱湯にくぐらせ、水洗いしました。
この下処理をしてから、水の状態にぶつ切りゲンゲを入れ、沸かします。
数分間加熱しました。
ここに味噌を入れます。
魚の味を知りたいため、だし類は入れませんでした。
アクはとりのぞきます。
小ねぎを散らして完成としました。
いいダシがとれていました。
魚の身は味が良く、とてもおいしいです。
いい感じの白身です。
ただし、タチウオに似たような、強めの骨がありました。
それさえ気をつければ、味噌汁や鍋物でかなりおいしくいただける魚です。
プルプルしたところもおいしかったです。
さいごに
今回は「ゲンゲ(ノロゲンゲ)」についてお伝えしました。
骨に気をつければ、非常においしい白身魚です。
今回は味噌汁にしてみましたが、身質と味からすると、たしかに天ぷらがおいしそうだと思いました。
日本海側で獲れ、しかも傷みやすいこともあり、関東ではまだまだ見かける機会が少ないです。
高価なものではなく、買いやすい値段でした。
使い慣れ・食べ慣れればとてもおいしく食べられると思いました。
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