目次
【魚】コチ(マゴチ)はアラも絶品のおいしい魚!見つけたら買って食べよう!
(2021年6月9日更新)
コチというお魚がいます。
色は地味で、扁平な体つきで、一見ナマズのような体格です。
鯛のような華やかさはありません。
しかし、かなり美味しいお魚で昔から珍重されているのです。
今回は「コチ」(マゴチ)についてお伝えします。
コチは見た目と味のギャップが大きい高級魚!旬は夏!
コチ(マゴチ)は、写真のように、扁平な体つきをしています。
いつも海底に腹ばいになって生活しています。
色合いや模様は、カレイやヒラメに似ています。
見た目はナマズやオオサンショウウオのような感じの魚だと私は思いました。
旬は春から夏です。
冬のフグやヒラメに匹敵するおいしい白身魚として昔から人気の魚です。
江戸や大坂、名古屋などの江戸時代の大都市でよく消費されたそうです。
大名も好んだと言われています。
コチはさばき方がむずかしい魚!
コチはスーパーにはあまり出回らない魚なので、なかなかさばく機会もないかもしれません。
でも、釣りをする人には好まれるターゲットなので、自分が釣ったり、釣ったものをおすそ分けされたりする可能性もないわけではありません。
上の動画は基本的なさばき方です。
こちらは気まぐれクックさん独自に編み出したさばき方です。
一部は刺し身に、あとは煮付けや潮汁などに使えます。
非常においしい魚なので、エラやヒレなど以外は、ほとんど捨てるところは無いと思います。
コチはほんとうにおいしい魚!旬のコチの刺し身はフグに匹敵すると言われる!
マゴチは刺し身が特においしいです。
ほどよい弾力があり、口の中で上品なうまみが広がります。
食べるとそのうまさにしみじみとしてしまう魚です。
半身のサクはこんな感じです。
皮がひいてあり、サクになっているものが買えればラクです。
デパート等で入荷があればこのようにして売っている可能性もあります。
できるだけ薄く切る「薄造り」にするものらしいですが、家庭ならできる範囲でいいと思います。
多少厚めでも、弾力がほどよいので、それはそれで食感や味を楽しめます。
私は甘口しょうゆで食べるのがおいしいと思いました。
ポン酢しょうゆや、柚子やスダチなどかんきつ類と塩で食べるのもおいしいそうです。
普通のしょうゆでもいいと思います。
これはお好みだと思います。
上品な味でほどよい柔らかさの白身魚なので、揚げたり、ソテーでもおいしいです。
鮮度が気になる場合は加熱調理でもかなりおいしく食べられます。
コチはアラもおすすめ!特にほほ肉は絶品!!
あとオススメなのが、頭や骨などの、「アラ」です。
マゴチのほほ肉は非常においしいんですよ(^^)/!
アラはまず、血合いなどが付いていたら、流水でよく洗い流します。
熱湯を通してから冷水で冷やし、流水でぬめりや残ったウロコを落とします。
それから鍋に入れ、水から煮出します。
(料理酒と塩を少々入れるのをおすすめします。)
沸騰したら5~10分くらい、アクをとりながら煮ます。
後は、塩や白だし、しょうゆなど、お好みの調味料で味をつけてください。
少々でいいと思います。ほんのりと味をつける程度です。
食べながら調節してもいいと思います。
刻んだネギを入れるとカンペキです。
私は、塩だけで非常においしいと思いました。
(塩も、ミネラルの豊富なお気に入りのがあると、それだけでおいしくなるので、見つけておくといいですよね。)
上にも書きましたが、頭のところの身や目玉などもおいしいです。
気にならなければ、皮もおいしかったです。
このように、煮るなどの加熱調理でも、旨みは上品でかなりおいしい魚だということがわかります。
さいごに
今回は、コチ(マゴチ)についてお伝えしました。
夏のヒラメやフグがほとんど手に入らない時期に、うまい白身魚として代表する、かなりおいしいお魚です。
飲食店でも出すところがあると思います。
もし見かけたらぜひ食べてみてください。
★