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【魚】ヒゲソリダイはおいしい!旬はいつ?おいしい食べ方は?
(2022年1月2日、8月9日更新)
今回は「ヒゲソリダイ」についてお伝えします。
面白い名前の魚ですよね。
見た目もゴツいです。
しかし身の味はクセがなくとてもおいしい魚なんですよ(^^)/。
ヒゲソリダイはあまり流通していない!タイではなくイサキの仲間!
ヒゲソリダイは「タイ」と名前に付いていますが、イサキの仲間になります。
アゴのところに、ひげを剃ったばかりのようなブツブツがあるので、「ヒゲソリダイ」と名付けられたようです。
「ヒゲソリダイ」と言われてこのアゴを見ると「なるほど!」と思います。
昔から自然とそう呼ばれてきたのがよく理解できます(^^)。
ちなみに「ヒゲダイ」という魚がいます。(写真はありませんm(_ _)m)
非常にレアな存在の魚です。
ヒゲダイのひげは最近流行りの無精髭みたいな感じです。
ここは珍味と言われ、おいしいらしいですよ。
ヒゲソリダイは、それをきれいに剃っているような、でも若干残っているような感じのアゴが特徴です。
「ヒゲソリダイ」は、もとは西日本など、温かい海にいる魚です。
だんだん北上してきて、関東でもよく見かけるようになったそうです。
しかし漁獲量はそんなに多くないので、あまり出回りません。
安くもないですが、高級魚というわけではありません。
値段の割にかなりおいしい魚だと思います。
ヒゲソリダイは、帯が、体の上のほうから尾びれへ流れていくような模様をしています。
この模様は、大きくなり成長していくと消える傾向にあります。(体長は40センチくらいまで大きくなります。)
なのである程度育ったヒゲソリダイには、この帯が無い場合があります。
ヒゲソリダイの旬はいつ?
ヒゲソリダイは水揚げがあれば入荷するような魚です。
地元で獲れればそこで消費してしまうくらいの漁獲量だそうです。
なので、もしお店で見かけたら、その時が食べられるチャンスになります。
時期がかなり限られている、という魚ではありません。
獲れれば入荷するので、通年、運が良ければ手に入る、という感じでしょうか。
この時期が格別においしい!というのもなく、安定しておいしい魚だと思います。
旬は、秋から次の夏と言われています。(晩秋ではないか、という人もいます。)
ヒゲソリダイのおいしい食べ方は?
そもそもが、味のいいお魚です(^^)。
なので、私はこの魚に出会えたら、非常にラッキーだといつも思います。
鱗は大きめで強めです。
ウロコ取りで取るのも一苦労でした(^_^;)。
煮付け、塩焼きなど、オーソドックスな料理がおいしいです。
アラ、骨からいいおだしが出ます。
なので、アラ汁、潮汁もおいしいです。
小さい個体を丸ごと焼き魚にしたり、2枚おろしのものを焼いたりした場合は、食べ終えたあと「骨湯(ほねゆ)」にして飲むのもおすすめです。
頭にも十分身がついていますので、カマは食べごたえがあり、おすすめです。
身にほどよい弾力があります。
ポワレやフライ、アクアパッツァ、生ならカルパッチョといった洋風料理でもおいしいです。
鮮度が心配な場合は、上記のような加熱調理で、安心しておいしく食べられます。
★いちばんのおすすめは刺身!!
そして、いちばんオススメなのが、刺し身だと思います。
イサキ科だけあって、皮をはいだところの見た目はイサキにそっくりです。
皮と身のあいだにいい脂があって、これがおいしいです。
なので、好きな方は皮付きのまま、「焼き霜」にして食べるそうですよ。
そもそもイサキの仲間なので、味はよく、適度な弾力とうま味があり、非常においしい刺身になります。
鮮度やモノがよければ、私はタイよりもおいしいと思ってしまいます(^^)/。
煮付けや焼き物で食べるまえに、私は多分また刺し身で食べてしまうでしょう。
西日本に多く存在する魚ということもあり、甘口醤油で食べるのがおいしいと思いました。
もちろん、これはお好みです。
さっぱりした白身ですので、普通にわさび醤油でかなりおいしいですよ(^^)/。
さいごに
今回は「ヒゲソリダイ」についてお伝えしました。
おいしいのですが、なかなか出回らない、若干レアな魚です。
刺身は脂がのっており、味わいがあり、クセも少なくおいしいです。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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