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【魚】メダイ(目鯛)の旬はいつ?主な産地は?おいしい食べ方は?
(2023年9月27日更新)
今回は「メダイ」についてお伝えします。
名前に「タイ」がついていることもあり、「鯛の仲間」という印象が強いです。
姿形は真鯛とは実際はかけ離れていますが、味は真鯛と並んでとてもおいしいです。
大型なら刺し身で、小型なら塩焼きやムニエルがおすすめですよ(^^)。
メダイはどんな魚?
メダイは「目鯛」とも書くように、目の大きさが特徴です。
目が大きいから「目鯛」と名付けられました。
わかりやすいネーミングです。
これだけ目が大きいのは、深海系の魚ならではです。
かわいい顔をしていると思います。
あとひとつ、大きな特徴は、尾びれが大きいことです。
上下にピシッと張って分かれています。
とれたての状態は粘液をまとっており、ぬめりが多いです。
色合いもグレーで、真鯛のような華やかさはないため「これっておいしいの?」とつい思ってしまいます。
昔はそんなに高い魚ではなかったそうです。
しかし、根強い人気はありました。
最近は、流通の発達や、おいしさが理解されてきたということもあるのか、結構高く値段がつくようになりました。
すごく高いわけではないけど、安くもないお魚です。
メダイの主な産地は?旬はいつ?
メダイは、長崎県、島根県、高知県、東京都などでよく水揚げされます。
鹿児島県も多いと思います。
なんとなく、九州の魚というイメージが個人的にあります。
メダイの産卵期は冬です。
その前の、秋から冬にかけてが、メダイの旬になります。
(夏も盛りの、8月からの大きめのメダイでもなかなかおいしかったです。)
メダイのおいしい食べ方は?
メダイは、加熱しても身が硬くならないので、加熱調理が主な魚です。
鮮度がよく大きければ刺し身もおいしいです。
刺し身用に柵取りしますと、身質が柔らかいことがわかります。
筋と筋の間が、けっこう大きいです。
(魚体が大きいからですが…。)
見た目からも、水分が多いように見えます。
なので、吸水するもの(リードペーパー)などでくるんで、ちょっと水分をとってから刺し身にするとおいしいかもしれません。
スライスして、しょうゆで食べてみました。
やはり水分が多いのか、味がちょっとぼやけているな、という感想でした。
しかし、別の機会に食べた目鯛はかなり味がよくとんでもなくおいしかったです。
いい目鯛に出会えるとおいしくて嬉しくなります(^^)。
「昆布締めがおすすめ」などとも言われます。
昆布でちゃんと水分を取って締めるとおいしいんでしょうね。
メダイは焼き魚、漬魚、フライ、ソテー、ポワレなど、加熱調理がおいしい!
目鯛は大型から小型まで様々な大きさのものがお店で見られます。
小さいものは特に加熱調理したほうがおいしいと個人的に思います。
以前より、西京味噌・みりん・酒に漬けてから焼いた「西京焼き」や、
しょうゆ・酒・みりんに漬け込んで焼いた「幽庵焼き」がおいしいとされていました。
「焼き物」が昔からの食べ方であり、あまり刺し身では食べないよ、という人もいます。
切り身で買ったら、場合によっては皮にすこし切れ目を入れて、塩焼きや、フライパンで焼くのがカンタンでおいしいです。
切り身を買ってきて、塩を振って、菜種油をしいたフライパンで両面を焼きました。
身から脂が出てきているのがわかりました。
皮と身との間や、血合いのあたりがかなりジューシーでおいしいです。
白身の味はとてもいいです。
大きい魚体だと脂がのっていてかなりうまいです。
皮もおいしくて、ツルッと食べてしまいました。
次は、味噌につけたり、しょうゆ・みりんに漬けた「漬け魚」にしてから焼いて食べてみようと思います。
これだけ油との相性がいいのであれば、オリーブオイルやにんにく、トマトなどと一緒に、「アクアパッツァ」もおいしいと思います。
フライもおいしいです。できたらやってみてください(^^)/。
アラも手に入ったら、味噌汁や潮汁にすると、頭にもおいしい身がありますよ。
いいダシが出ますので、鍋物にもできます。
甘辛く「煮付け」もいいです。
ゴボウと煮付けると、ゴボウにいい味がしみてかなりおいしいそうです。
小さめのメダイが売られていることがありますが、これなどはまるごと「塩焼き」にしてもいいと思います。
大きいメダイは高いですが、小さいメダイはそんなに高くないと思います。
卵もおいしいです。もしメダイの卵に出会ったら、買って甘辛く煮付けてみてください。
さいごに
今回は、深海系の魚「メダイ」についてお伝えしました。
刺し身でもおいしくはありますが、個人的には焼き物が好きです。
味のよいおいしい魚です。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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