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マトウダイは体の真ん中に「的」の模様があるユニークでおいしい魚!旬はいつ?
マトウダイは、魚を見てから名前を聞くと「なるほど!」と思えるユニークな魚です。
きれいな白身でおいしいんですよ。
今回は「マトウダイ」についてお伝えします。
マトウダイは側面の中央に大きな斑点がある特徴的な魚!
魚の側面に、周囲が白く縁取られた黒丸が、でん、とあるのがわかると思います。
これが、弓道などの「まと(的)」みたいなので、マトウダイと呼ばれています。
また、顔が馬に似ているから「馬頭」(ばとう)ダイと呼ぶ地域もあります。
漢字で書くとそれぞれ「的鯛」「馬頭鯛」となります。
関東では「マトウダイ」と呼ばれています。
「~タイ」と呼ばれる魚は、鯛ではなくイサキ系だったりして、厳密には鯛ではないものも多いのですが、
このマトウダイは「マトウダイ目マトウダイ科マトウダイ属」になります。
よくある「イサキの仲間の〇〇ダイ」とかではありません。
ちなみに、フランスでもよく使われる魚だそうで、フランスでは「サン・ピエール(聖ペトロ)」という名前らしいですよ。
タイ系の魚のようでありながらも、どことなくカワハギ系の面影もあるような、やはり独特の風貌をもつ魚だと思います。
写真ではわかりませんが、背びれの数本がとても長く、それを立てるとまたユニークな様子になります。
上の動画は、魚を獲ろうと頑張っているマトウダイの珍しい様子が捉えられています。
獲物を狙っているときは、体を横にして泳いでいます。
かなり集中して本人は真剣なんですけど、ユーモラスでもあり、面白いです(^^)/。
マトウダイの主な産地は?旬はいつ?
マトウダイは世界各地に、かなり広範囲で生息する魚です。
日本では、青森から九州に生息しています。
良く揚がっているのは、静岡や和歌山、新潟から北陸、山陰や長崎にかけてです。
広範囲とはいえ、どちらかというと暖かい海域にいます。
私は、今回は長崎県産のものを買いました。
広範囲に生息する魚ですが、日本海側で特に珍重されている魚です。
関東では一般の人があまり買う機会はないかもしれません。
フランスではムニエル料理に使う代表的存在の魚ですので、
関東の場合は料理店が買っていくそうですよ。
旬は、秋から冬になります。
産卵を控え、身が肥えておいしくなる時期です。
マトウダイのおいしい食べ方は?
これが、マトウダイの身です。
白く、血合いもあまりはっきりせず、透明感のあるきれいな白身です。
フランスでムニエルとしてよく食べられていることもあり、
ムニエルやフリットなどがおすすめです。
とはいえ、刺身もなかなかおいしいと思いました。
ねっとりとした食感です。
旨みもあり、上品なおいしさです。
とてもいい味だと思いました。
塩焼きもいいそうですが、酒粕や醤油など、
なにか調味料の力を借りて味を深くするのがいいようです。
生でもいいし、料理法も和風でも洋風でも食べられる、使いやすい魚だと思います。
さいごに
今回は「マトウダイ」についてお伝えしました。
群れないので、漁獲もあまりない魚ですが、使いやすくクセもあまりなく美味しい魚です。
見かけたらぜひ買って食べてみてください(^^)/。
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