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【魚】アカイサキはどんな魚?旬はいつ?おいしい食べ方は?(赤イサキ)
(2021年1月2日、9月6日、2022年12月16日更新)
今回は「アカイサキ」についてお伝えします。
九州などで獲れる魚です。
メスからオスに性転換することでも有名です。
名前に「イサキ」と付いていますが、イサキと関係はありません。
色が赤系の派手な魚ですが、味は上品でお刺身などがおいしいですよ(^^)/。
アカイサキはイサキとは違う魚!メスからオスに「性転換」する!
これがアカイサキのオスです。
黄色い文様が目立つ、色鮮やかな派手な姿をしています。
「イサキ」と名前についていますが、イサキとはあまり関係がありません。
アカイサキはスズキ目ハタ科なので、ハタの仲間です。
(イサキは、スズキ目イサキ科になります。)
アカイサキは性転換する魚です。
まずはメスとして成長します。
34センチくらいまで大きくなります。
こちらがメスです。模様や顔つきが違います。
メスは、35センチを超えたあたりから45センチくらいまで大きくなります。
その時にオスに変わります。
なので、オスのほうが必ず身体が大きいということになります。
オスとメスの身体の柄がかなり違うのが、この魚の特徴です。
アカイサキのメスは地味でも赤くてきれい!!
メスもオスほど派手ではないですが、赤くてきれいな魚だと思います。
メスはメバルっぽい見た目です。
身体の大きさ、全体的に赤っぽく、黄色い派手な文様が出ていないこと、背びれにあまり目立ってはいない斑紋があることでメスとわかります。
アカイサキの主な産地や旬は?
アカイサキは、兵庫県から南のほう、九州や台湾あたりまで生息しています。
比較的暖かい海にいる魚です。
太平洋側に多い魚だそうですよ。
この魚専門で漁はされていません。
獲れると流通するパターンの魚です。
そのため、市場への入荷は、他の魚に比べて少ないです。
以前は、この派手な色がおいしくなさそうと思われたのか、人気がなかったそうです。
逆に今はこの美しさで、やや高値がつきます。
釣りの対象にもなっています。
これが釣れると嬉しいでしょうね。
暖かい海にいますので、主な産地は、
伊豆諸島や大分、長崎、鹿児島、高知など、南日本になります。
旬は、寒い時期と言われていたり、夏と言われたりしています。
通年、あまり味に変化のない魚なのかもしれません。
アカイサキのおいしい食べ方は?
アカイサキは、味がさっぱりした魚です。
なので、刺身では味が物足りない…と思う人も多いかもしれません。
しかし、アカイサキの美味しい食べ方は、やはり刺身や、皮目を活かした湯霜づくりや焼霜づくりでしょう。
刺身のサクも、みるからにさっぱりとしています。
(このサクはメスのアカイサキからです。)
できるだけ薄く切って食べました。
私が食べたアカイサキは、歯ごたえがとても良かったです。
そして、上品ながらも複雑ないい味がしました。
旨みもありました。
ほんとうにおいしかったです。
皮目と身の間がおいしいので、焼き魚もいいと思います。
ただし、加熱すると身はぱさつきます。
バターや油を使った料理、ソテーやポワレ、フライなど、皮を残して油を利用して調理するのがおいしいと思います。
そして、この魚は大きいほうがおいしいとされています。
なので、大きい方(要するにオス)のほうが高値がつきますし、人気です。
でも、私はメスのほうを刺身で食べましたがとてもおいしかったですよ。
オスならばさらにおいしいのかもしれないですね(^^)。
さいごに
今回は「アカイサキ」についてお伝えしました。
オスがかなり派手で、メスも赤色が鮮やかです。
オスもメスも同時にお店に並べば、かなり派手なカップルですね(^^)。
赤いさ ヒメジ カンパチ 入荷です。 pic.twitter.com/I16s56yvKo
— 吉池 (@yoshiike_group) November 19, 2020
刺身でも、ソテーやポワレでもおいしい魚です。
機会があればぜひ食べてみてください(^^)/。
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