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「ナマコ」の旬はいつ?おいしい食べ方は?(アカナマコ)
(2022年5月9日更新)
夏目漱石も「初めに食べた人はすごい」と書いたナマコ。
慣れていない人にはなかなかハードルの高い魚介かもしれません。
日本人との付き合いは古く、そしてかなりおいしい高級食材なんですよ。
今回は「ナマコ」(アカナマコ)についてお伝えします。
日本人との付き合いが長いナマコ!高級食材です!
こちらは「アカナマコ」です。
写真左側が、裏面なんですが、ここがイチゴのように赤いのが、アカナマコです。
写真右側のような、マダラ模様の面を上にして、海の中に生息しています。
写真左のナマコ、左端のなんとなく丸いところが、「口」になります。逆側が「肛門」です。
ナマコが 静かな人気なんです。 pic.twitter.com/Sl6oFOEoU1
— 吉池 (@yoshiike_group) January 8, 2021
アカナマコと、アオナマコ、クロナマコと3種が存在し、アカナマコが価格が高いです。
100gあたり500円前後で売られています。
古くから「こ」と呼ばれ、干したものが都に送られて利用されていました。
室町時代あたりから生鮮品で出回るようになり、生の「こ」だから、「なまこ」となったそうです。
江戸時代は、海が近いこともあり、生で食べるほうが一般的になりました。
中華料理では干したものを使います。
なので、干して中国に輸出もされているそうです。
かなりの高級品です(^_^;)。
アカナマコはどんな地域で穫れる?旬は?
アオナマコもクロナマコも、九州から北海道まで広く分布しています。
なので、各地で漁獲されています。
北海道、青森、長崎、山口、愛媛、兵庫、石川などが主な産地です。
北海道で獲れるものは、干しナマコとして扱われ、高級食材になります。
おもに中国へ輸出されています。
旬は、冬です。
なので、年末年始のごちそうとしてもよく食べられていますよ。
ナマコは刺身がおいしい!!
ナマコはやはり、刺身がおいしいと思います。
怖がらずに、ぜひ1度は食べてみてほしい食材です。
口と肛門を切り落とし、中の水分を出し、全体に塩を振って、少々もんでから流水で洗い、ぬめりを落とします。
裏側から縦に1本包丁を入れ、中身を取り出します。
この時、オレンジ色の細長いものがあれば、「このわた」というおいしいところなので、流水で洗って食べられます。
あとは、中をきれいに流水で洗い、内側の膜をはがして、半分に切って、できるだけ薄くスライスするだけです。
三杯酢でもいいですし、ナマコそのものに塩気がありますから、何もつけないでもおいしいです。
コリコリして弾力があるのですが、よく噛んでいるうちに柔らかくなってきます。
多少の苦味は、ナマコの持ち味ですので、気にしなくて大丈夫です。
消化は意外にも良いそうですので、あまり心配しないで、ゆっくり噛んで複雑な味を味わっていただければと思います。
スライスはできるだけ薄いほうが食べやすいとは思いますが、「歯ごたえを楽しみたい」と、わざと若干厚めに切る人もいます。
厚さも好みが分かれるところです。自分の好きな厚さを見つけてもいいですね。
さいごに
今回は、ナマコ(アカナマコ)についてお伝えしました。
日本人との付き合いが長い、噛めば噛むほど複雑な味を味わえる、とてもおいしい魚介類です。
見た目に抵抗がある人もいるかもしれませんが、ぜひ1回は食べてみてください(^^)/。
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