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【野菜】せり(芹)の旬はいつ?主な産地は?おいしい食べ方は?
(2021年2月12日更新)
「春の七草」の筆頭にあがる「せり」。
独特な歯ごたえと香りのある、おいしい野菜ですよね。
おもな産地や旬はいつでしょうか。
今回は「せり」についてお伝えします。
「せり(芹)」はどんな野菜?
せり(芹)は、セリ科セリ属の多年草です。
日本全国に自生しています。
日本全国あちこちで普通に見られる植物だからか、奈良時代にはすでに食用とされていたそうです。
沢や、川などの水際に繁殖します。
古くから栽培もされていて、現在は養液栽培されたものが、年中出回っています。
古くからの栽培時に、同時に自然に広がって生息地が増えたとも考えられています。
現代でも、すこし足を伸ばして自然の多いところに行けば、見つけることができます。
一見、三つ葉に似ています。
三つ葉はその名の通り、葉が3枚です。
セリのほうは5枚ありますのでここで見分けます。
また、三つ葉よりもセリのほうが、根っこに行くほど太くしっかりしているように思います。
セリの主な産地は?
セリの主な産地は、宮城県、茨城県です。
この2県で、全国の6割を占めます。
露地栽培が行われていますし、施設での栽培もあり、この組み合わせで通年の流通が可能になっています。
セリの旬はいつ?
露地栽培(外で育てられているもの)のセリは、夏に花をつけます。
その花が咲く前、春先にやわらかい芽をぐんぐん伸ばします。
おいしいのは、この柔らかくグンと伸びた、茎葉の部分になります。
なので、旬は2月から4月で、冬の終わり(早春)から春になります。
旧暦ではセリは新春に間に合ったのでしょうが、現代では正月の七草の時期に、セリはあまりありません。
なので、七草のセットに入っているセリはとても小さいです。
セリのおいしい食べ方は?
セリは、水分が多く、独特の心地よい歯ごたえのある野菜です。
さっとゆがいて食べる料理が向いています。
ザクザクと刻んで、鍋物に入れるのはおいしいです。
すぐに煮えますので、最後の最後に入れるのをおすすめします。
セリの一大生産地である宮城県仙台市では、「仙台セリ鍋」というのが名物料理になっています。
上の動画を参考にして、私も作ってみましたが、かなりおいしかったです。
キレイに洗って、根っこも食べるというのが私には新鮮でした。
ここの部分は旨みがあり、滋味もあり、とてもおいしく好みでした(^^)/。
秋田県の「きりたんぽ鍋」にも欠かせないものとなっているのは有名です。
他には、おひたし、炒めもの、パスタの具…など、風味・食感を生かした料理がおすすめです。
セリとがんもどきを、甘辛く煮付けるのもおいしいですよ(^^)/。
さいごに
今回は野菜の「セリ(芹)」についてお伝えしました。
古くは奈良時代から食用の記録がある、日本人には付き合いの長い野菜です。
旬のセリは、風味がよく、歯ごたえもよくて、味もよく、どれだけ食べても食べ飽きないほどのおいしさです。
思ったほどクセはない野菜ですので、ぜひ気軽に使ってみてください(^^)/。
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